8月31日より全国64館で公開されたアニメーション映画『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』が、公開37日目で興行収入が9億円を突破したことが明らかになった。
公開37日目となる10月6日の時点で、観客動員数は67万9,153人、興行収入は9億821万600円を記録。そして、公開5週目を迎えた10月5日、6日の全国週末興行ランキングでは、1位『そして父になる』(9月28日公開)、2位『謝罪の王様』(9月28日公開)、3位『怪盗グルーのミニオン危機一発』(9月21日公開)と、9月後半公開の話題作が上位を占める中、8月公開ながらも9位をキープする好成績を残している。初週は64館での上映スタートではあったものの追加劇場も続々と決定しており、現在は全国98劇場での拡大公開が決定している。
この大ヒットを受けて、追加来場者プレゼントの配布が決定し、公開初日に瞬く間に終了してしまった「泣いてもいいんだよボックスティッシュ アンコール」を数量限定で復刻し、再配布。これは『あの花』らしい爽やかなデザインのボックスティッシュで、底面にキャラクターデザインの田中将賀氏によるめんまのイラストが描かれている。そして、週替わりにキャストのイラストとメッセージ付で毎週プレゼントしていたポートレイトの最終バージョンも明らかに。イラストの絵柄は「超平和バスターズ」で、今回は長井龍雪監督、脚本家の岡田麿里氏、田中将賀氏からのメッセージが入れられている。「ボックスティッシュ」「ポートレイト」ともに、10月12日時点で上映中の劇場と、10月12日、19日から公開がスタートする劇場にて配布される(数量限定でなくなり次第終了)。上映劇場や上映開始日などの詳細は、公式サイトまで。
さらに、毎年10月第二日曜日に埼玉県・秩父市吉田の椋神社で行われる例大祭「龍勢祭」に、めんま役の茅野愛衣とぽっぽ役の近藤孝行が参加することが決定。『劇場版 あの花』では、主人公たちがめんまの願いを叶えるために、龍勢(火薬筒を青竹に縛り付けたもの)を打ち上げるシーンが印象的だったが、今回は全国の『あの花』ファンの夢と希望を込めて、龍勢を1本奉納し、キャスト2名がファンへのあいさつと打ち上げの口上をするという。開催日は10月13日、口上は12:45頃を予定している。
2011年に、フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で放送された全11話のTVアニメ『あの花』は、子供時代のある事故をきっかけに、心を閉ざし離れてしまった仲良し6人組の前に、その事故で死んでしまったはずの少女が現れたことから始まるひと夏の物語。少年少女6人が抱える葛藤を見事に描いた本作は、従来のアニメファンのみならず、年齢や性別を超えた大きな感動を呼び、大きな話題に。この一大ムーブメントの集大成となる、待望の劇場版は、TVアニメシリーズに続き長井龍雪監督(『ハチミツとクローバーII』ほか)のもと、脚本を岡田麿里氏(『LUPIN the Third -峰不二子という女-』ほか)、キャラクターデザインを田中将賀氏(『家庭教師ヒットマンREBORN!』ほか)が担当し、制作も同じくA-1 Picturesが手がけている。誰もが胸の奥に秘めている、忘れていた"大切な事"を思い出させてくれる青春ムービーの決定版に仕上がっている
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