ジェーシービー(以下JCB)は1日、新たにプリペイド事業に参入し「JCB PREPAID CARD」(以下JCBプリペイドカード)」の発行を開始した。

JCBプリペイドカードは、「実店舗・インターネットサイトいずれも利用可能」「無記名発行方式」「チャージして繰り返し使える・チャージ時にボーナスを付与」を特徴とした、贈答用にも自己利用にも使える前払い型のカード。

「実店舗・インターネットサイトいずれも利用可能」

JCB PREPAIDのマークが掲示されたJCBプリペイドカード加盟店にて、購入またはチャージした金額を上限に利用できる。JCBプリペイドカード加盟店は、当初はエディオン・小田急百貨店・上新電機・高島屋・三越伊勢丹グループ・眼鏡市場など、国内約2300店舗から開始し、順次拡大する。2014年1月を目途に、インターネット上の加盟店での利用も順次開始予定。

「無記名発行方式」

個人情報を保有しない無記名発行のため、だれでも利用できる。幅広い贈答ニーズを想定し、発行時利用可能額が500円から2万円の6パターンを用意し、贈答用の包装(一部有料)や贈り先への直接発送なども承る。販売はJCBホームページや専用ダイアルにて行う。

「チャージして繰り返し使える・チャージ時に1%のボーナス付与」

持っているJCBカードからチャージ(専用サイトからチャージ可能)することにより、繰り返し利用できる。チャージ時にはチャージ金額の1%のボーナスバリューが付与される。

決済手段が多様化する中、キャッシュレスの利便性から、プリペイドカードへのニーズが高まっているという。JCBは50年以上にわたるクレジットカードの発行や、「JCBギフトカード」の発行で培ったノウハウを活かし、このたびプリペイドカードの発行を開始することとした。

サーバー管理型・全件オンライン取引のプリペイド決済ネットワークを新規構築することにより、バリューを即時で加減算することができるため、利用者・加盟店が安心して取り扱うことができるという。今後は加盟店を順次拡大していくとともに、コンビニエンスストアやJCBギフトカードの委託販売店等店舗での販売、チャージ方法の拡大などを行っていくという。また、プリペイドカードを発行したい事業者のサポートや業務の受託なども検討していくとしている。