フォルクスワーゲン グループ ジャパンはこのほど、新型「ゴルフ」(6月25日販売開始)の累計受注台数が、発売から約3カ月となる9月末時点で累計1万台を突破したと発表した。発売から約3カ月での1万台達成は、歴代「ゴルフ」の中でも最速の記録だ。

新型「ゴルフ」

新型「ゴルフ GTI」

新型「ゴルフ」は、同社の新しいモジュール戦略「MQB」の下で開発された初めてのモデルで、先代モデルより大幅に軽量化された車重、歴代ゴルフの中でも最高の低燃費、充実した安全装備などを特徴とする。ひと足早く発売された欧州でも記録的な大ヒットとなっており、日本でも人気の高さが数字で証明された。

同社の調査では、新型「ゴルフ」の購入理由はデザイン、先進安全装備、内外装の質感の高さがトップ3に。249万円からという価格や、パワフルさと低燃費を両立したエンジンも、好調な販売に貢献したと分析している。低価格、低燃費はハイブリッドなどの国産車と新型「ゴルフ」を比較したユーザーに大きくアピールしたことは間違いない。

サザンオールスターズを起用した広告宣伝活動も大きな効果があったという。これまでのフォルクスワーゲンとは一線を画す手法での広告宣伝活動は、予想以上に多くのユーザーの関心を集めたようで、「印象に残る」「親しみやすい」といった声が多く聞かれた。

9月25日には、新型「ゴルフ」のスポーツモデルである新型「ゴルフ GTI」も発売。10月5・6日には全国の正規ディーラーでデビューフェアが実施される予定で、こちらも多くの来場者が見込まれている。