トヨタ自動車は30日、プラグインハイブリッドカー「プリウスPHV」を一部改良したほか、エントリー価格を従来の305万円から285万円へと引き下げる価格改訂を行って発売した。新しい価格は285万円~399万8,000円で、クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金が適用された場合の参考価格は、およそ255万円~374万8,000円。

「プリウスPHV S」(オプション装着車)

プリウスPHVは、ハイブリッドカーと電気自動車を組み合わせたプラグインハイブリッドカー。今回の一部改良では、次世代環境車にふさわしい内外装に意匠変更したうえで全グレードの価格を見直している。

外装では、全車に新意匠のアルミホイール(センターオーナメント付)や、クローム調加飾を施したアウトサイドドアハンドルなどを採用。Lグレードを除く全車には、LEDイルミネーション付のリヤエンブレム、クローム調加飾を施したサイドガーニッシュなどを採用している。

「プリウスPHV S」(オプション装着車)内装

内装では、Lグレードを除く全車で、助手席インストルメントパネルアッパー部や助手席前アッパーボックス部、フロントカップホルダー部にソフトパッド表皮を採用したほか、センタークラスターやドアスイッチベースに木目調加飾を、エアコン吹き出し口に加飾を施して上質感を追求したとのこと。

さらに、従来よりも溶接打点間のピッチを細かくする「レーザースクリューウェルディング」工法の採用などによりボディ剛性を高め、振動や騒音を低減したほか、優れた乗り心地や操縦安定性を実現したという。