戸田恵梨香と加瀬亮主演の人気シリーズの最終章が、『劇場版 SPEC 結 漸ノ篇』『劇場版 SPEC 結 爻ノ篇』の2部作の映画となって、11月1日(金)と29日(金)に連続公開される。本作の公開を記念して行われる「SPEC~祭り~」発表会見が9月21日に東京・池袋で開催され、戸田恵梨香、有村架純、堤幸彦監督が登壇した。
警視庁公安部の特殊捜査官の当麻紗綾(戸田恵梨香)と瀬文焚流(加瀬亮)が、予知能力や念動力などの「SPEC」と呼ばれる特殊能力を持つ犯罪者に立ち向かうという「SPEC」シリーズ。10月23日(水)には、連続ドラマの前日譚を描くスペシャルドラマ『 SPEC~零~』も放送予定だ。当麻が、部類の餃子好きということで、会見は日本中の人気餃子店が集まった、池袋のナンジャタウン餃子スタジアムで開かれた。
これまでシリーズの映画やドラマを手掛けてきた堤監督は「SPEC」について「代表作です。みなさんの予想を遥かに上回る出来になっています」と力強く宣言すると、戸田も「この作品に携われたことを、誇りに思っています。胸を張って代表作と言える作品になりました」と本作への手応えを口にした。また、有村は「野々村さん(竜雷太さん)をビンタするシーンで、初めて人を殴るのでどうしても思い切れず、何度も殴ることになってしまいました。本当にごめんなさい」と懺悔し、会場を笑わせた。
その後、戸田が撮影オフの日に、手作り餃子を1000個作って差し入れたというエピソードが明かされた。戸田は「何を差し入れに持っていけば喜ばれるかと考え、当麻らしく餃子を作ろうと思って、スタッフに聞いたら、1000個作らなければいけなくなって。失敗した! と思いました」と苦笑い。その上「1週間くらい冷蔵庫が餃子くさくなりました」と明かした。ところが有村は「その時、いなかった」と寂しそうに言い、戸田は「申し訳ございません!」と謝り、会場は爆笑の渦となった。