ロンドンやワシントン、バンコクにモスクワなどと並び、日本の首都として知らない人がいないのではないかと思われる、東京。2020年にはオリンピック開催も決定し、ますます注目を集めそうです。日本に住んでいる20人の外国人に、母国における東京のイメージを聞いてみました。
■モダンな大都市のイメージがあります(スペイン/30代前半/男性)
■都会(ペルー/40代後半/男性)
■都会(ブラジル/50代前半/女性)
■超ダイナミックな大都会です(インドネシア/40代前半/女性)
ほとんどの人が同じような印象を持っていましたが、その代表的なものは「都会である」ということ。多くの国では首都がその国で最も栄えた大都市ですが、外国では必ずしもそうとは言えません。例えばブラジルの首都はブラジリアですが、商業的発展を遂げている第一の都市はサンパウロですし、マラウイの首都リロングウェにはほとんど高層ビルはありません。
■何でもオートマティック、発展している(マリ/30代前半/男性)
■「現代的な技術と高層ビルの大都会」のイメージです(ロシア/20代後半/女性)
「何でもオートマティック」は日本全体に言えそうですが、確かに都会にはいろいろな最新技術が集結しますよね。「技術大国ニッポン」のイメージは健在です。
■人口が多い、人でいっぱい都市(イラン/20代後半/女性)
■人が多くて、現代的な街(スウェーデン/40代前半/女性)
■東京はバタバタして、人が多くて、モダン的な町と思われるでしょう(アメリカ/30代前半/男性)
■人がぶつかるぐらい多いってこと、いつも慌てなきゃいけない所(タイ/30代前半/女性)
次に多かったのが、「人の多さ」です。実際に住んでいる人も多い反面、埼玉県や千葉県、神奈川県などから毎日通勤・通学している人の数を入れると、東京の人口はばくだいに。朝夕のラッシュアワーのぎゅうぎゅうぶりは、もはや東京名物となっています。
■経済の中心。物価が高い。人が多い(ドイツ/30代前半/男性)
■生活費が高い(ミャンマー/30代前半/女性)
物価の高さを挙げる人もいました。同じ東京でも、住んでいるエリアによって家賃や物価に大分差がありますが、やはり全体的に高いイメージなのですね。
■現代、はやりの発信地なイメージです(中国/20代後半/女性)
■おしゃれ、物価が高い、国際化(台湾/40代前半/男性)
お隣の国では東京はおしゃれなイメージのもよう。しかし最近ではアジア圏のブランドも勢いがありますから、うかうかしてはいられません。
ほかに、「ニューヨークのコピーのイメージです(エジプト/40代前半/男性)」という意見もあるように、大都市とはどこでも似たようなイメージなのかもしれません。日本人でも地方都市出身の人と東京都出身の人とでは、印象が異なるのかもしれませんね。