おいしい食べ物に雄大な自然……誰もが一度は訪れたいと思う北の大地・北海道。最近は移住を希望する人も増えているのだとか。そこで今回は、北海道出身のマイナビニュース会員66人に「北海道の地元事情」を聞いてみた。
■北海道の地元自慢
・「肌が白い、人が良い」(36歳男性/マスコミ・広告/事務系専門職)
・「函館の夜景が綺麗なこと」(26歳女性/自動車関連/技術職)
・「スープカレーがおいしい」(29歳男性/自動車関連/技術職)
・「ジンギスカンが毎日食べられる」(26歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「北海道日本ハムファイターズがあること」(19歳男性/学生/その他)
・「六花亭や柳月など有名な菓子屋が多い」(30歳女性/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)
・「土地面積が広いので、心も広い人が多い!(と思う)」(25歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)
・「ドリカムの吉田美和・GLAY・松山千春・安倍なつみ・大泉洋・安住紳一郎などの有名人出身地」(31歳女性/金属・鉄鋼・化学/秘書・アシスタント職)
・「食べ物、空気、水がおいしい! 道外の人が思ってるほど、毎日カニとかシャケとか食ってるわけじゃないけど(笑)。やっぱり素材はすごくおいしいです!」(27歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「海鮮がおいしい、『トリトン』という回転寿司屋は回転寿司とは思えないほどおいしいです」(31歳女性/学校・教育関連/技術職)
・「チーム・ナックスの出身地ということ、今は全国区でみんな色んなドラマや映画に出演していますが、かなり昔から北海道では有名な存在だったこともあり、彼らの話題になると親戚のおじちゃん、おばちゃん状態になります」(32歳女性/不動産/事務系専門職)
■北海道の地元あるある
・「茶わん蒸しは甘い」(30歳女性/金融・証券/事務系専門職)
・「電車を汽車と呼んでしまう」(28歳男性/商社・卸/営業職)
■相性がいい・親しみを感じる都道府県は?
・「沖縄県、夏と冬で住み分けるとよいと思う」(29歳男性/電機/営業職)
・「沖縄県、地元から一番遠い所だけど人々が親切だから」(30歳女性/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)
・「沖縄県、北の端と南の端って何となく境遇が似ているかなと……行ったことはないのですが」(30歳男性/団体・公益法人・官公庁/専門職)
・「福岡県、イメージだが札幌と福岡は似ている気がする」(40歳男性/商社・卸/その他)
・「青森県、隣だし青函トンネルでつながってるし」(30歳男性/電力・ガス・石油/技術職)
・「長野県、どちらも広いので県内に知らないところがあっても理解できるし、おおらかさが似ていると思うから」(24歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)
・「東京都、修学旅行などで行く機会が多かったから」(33歳男性/その他/その他)
■ちょっと気になる・ライバル意識がある都道府県は?
・「沖縄県、気候は正反対だけど観光客も多いし、食べ物はおいしいので何かと気になる」(31歳女性/マスコミ・広告/事務系専門職)
・「沖縄県、日本の辺縁(へんえん)という点では共通点というか親しみを感じるが、行きたい観光地ランキングなどでは争っている感じがするので」(27歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)
・「長崎県、夜景がライバルだから」(31歳女性/医療・福祉/専門職)
・「静岡県、お茶の製造で牛乳を飲んでくれなくなりそうだから」(25歳男性/機械・精密機器/営業職)
・「東京都、大都会だから馬鹿にされそう」(30歳女性/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)
・「長野県、スキー場の雪質は絶対に負けていないはずです」(32歳女性/不動産/事務系専門職)
・「本州と呼ばれる地域」(30歳女性/金融・証券/事務系専門職)
■絶対ここは外せないというスポットは?
・「小樽、運河周辺の町並みは必見!」(27歳女性/電機/事務系専門職)
・「ルスツリゾート、冬場は絶対! 雪景色がいい」(23歳女性/小売店/販売職・サービス系)
・「積丹(しゃこたん)は海が青くてすごくキレイ」(28歳女性/その他/事務系専門職)
・「旭山動物園、道外の人も知っているから」(19歳男性/学生/その他)
・「神威岬(かむいみさき)、崖からせり出した岬で夕日が最高にきれいです(マニアック観光スポット)」(28歳男性/商社・卸/営業職)
・「札幌市時計台、パンフレットに載っているような感じではないので、逆の意味でびっくりするスポットです。街中に突然立っている感じ」(31歳女性/学校・教育関連/技術職)
・「冬のオホーツクの流氷、ふだんは波の音が絶えない海が、流氷に覆われて静まり返る様は是非体験していただきたい」(32歳男性/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「広すぎて紹介したい土地はいろいろあるが、函館の夜景は見てほしい」(28歳男性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「おんねゆ温泉『山の水族館』は、地域のあるものを生かしたすばらしい水族館だと思う」(30歳男性/団体・公益法人・官公庁/専門職)
■テッパン土産といえば?
・「『スナッフルス』のチーズケーキ、『ロイズ』のチョコなどなんでもおいしい!」(24歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)
・「『ソフトカツゲン』北海道ならコンビニでもどこでも売ってるけど、意外と評判がいいと聞いたので」(33歳男性/その他/その他)
・「『鮭のルイベ漬』東京出身の妻におすすめされて知ったが、あまりのおいしさにビビった」(30歳男性/電力・ガス・石油/技術職)
・「『白い恋人』はもうありきたりなので、六花亭の『マルセイバターサンド』」(30歳男性/団体・公益法人・官公庁/専門職)
・「『じゃがポックル』北海道のお土産の定番、オホーツクの塩を使用しているので、流氷で覆われたオホーツク海を見た後、思いをはせながら食することができる」(32歳男性/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「坂栄養食品の『しおA字フライ』北海道ローカルのビスケットだが、軽い食感で非常においしく、大学時代は本州出身の友人たちも飲み会の時によく食べていた」(27歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)
・「『とうきびチョコ』、ホワイトチョコは嫌いだけれどあれだけは食べられる」(29歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/秘書・アシスタント職)
・「『ロイズ』のチョコレート、東京に行く時は必ずお願いされる」(41歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「定番は『白い恋人』やら『マルセイバターサンド』、私が薦めたいのは観光土産の商品じゃなくて、スーパーに売っている普通のホッケ。本州と違って身が厚く脂のりが格段に違う。一度味わうと本州のホッケは食べられなくなる!! クール便ででも送るべき!!」(25歳女性/商社・卸/事務系専門職)
■総評
北海道の地元自慢、最も多かったのは「土地面積の広さ」と「食べ物がおいしい」ことだった。北海道の面積は8万3456平方キロメートルで都道府県1位。これは日本全体の22%に当たるんだとか。「北海道はでっかいどう」とよく言うが、本当にデカイのだ。
また北海道は、カニ、いくら、ホッケ、ジンギスカン、トウモロコシ、ラーメンなどなど、まさにグルメの宝庫。北海道へ行くと食べたいものが多すぎて、「胃袋がいくつあっても足りない!」と思う人もいるのでは? ほかにも、大泉洋さんや安田顕さんが所属する「TEAM NACS」(チーム・ナックス)の活動拠点であること、ドリカムの吉田美和さん、GLAY、松山千春さんなど、有名人を数多く輩出していることなども自慢として挙げられていた。
そんな北海道が親しみを感じている都道府県1位は「沖縄県」だった。北と南で気候風土は正反対だが、本州とは違う独特の文化を持つ点や、日本の端同士であること、送料が高くなることなど共通点があり親しみを感じるのだとか。また、「東北を中心に雪国には仲間意識を感じる」「隣り合っている県がないし、電波も受信できないので孤独を感じている」という意見もみられた。
ライバル意識のある都道府県も、「観光地として負けたくない」という理由でやはり「沖縄県」を挙げる人が多かった。仲間意識と同時に「負けたくない」という思いもあるようで、ライバルとは、そういうものなのだろう。
おすすめの観光スポットは、富良野ラベンダー畑や美瑛(びえい)のパッチワークの路巡り、季節は限定されるが「さっぽろ雪まつり」など様々なものが挙げられた。「時計台でガッカリしてもらいたい」なんていうオススメ(?)もあったので、見たことがない人は是非! テッパン土産は、石屋製菓の「白い恋人」が人気だった。菓か舎の「札幌タイムズスクエア」や清涼飲料水の「ガラナ」、味噌ラーメンもおすすめとのことだ。
ちなみに、筆者の父親は北海道出身。北海道のおすすめスポットとお土産を聞いていたところ、「しのつ湖」と「岩見沢名物の天狗まんじゅう」という、かなりローカルな答えが返ってきた。北海道はとても広いので、今回挙げたもの以外にも、おいしいお土産や素敵スポットがたくさんあるはず。遊びに行く際は、出身者や地元の人に是非おすすめを聞いてみよう。
調査時期: 2013年6月24日~2013年8月21日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 北海道出身66名
調査方法: インターネットログイン式アンケート