仏プジョー社はこのほど、第65回フランクフルトモーターショーにて、新型「308」のワールドプレミアを実施すると発表した。その他、「3008」「5008」の改良モデルや、コンセプトカー「2008 HYbrid Air」も公開する予定。

プジョー「308」

新型「308」は、新しいEMP2プラットフォームにより、カテゴリー最軽量となる車重を実現した。従来モデルに比べて、じつに140kgも軽量化されているという。エンジンは5種類のガソリンおよびHDiを用意。Cd値0.28という優れた空力特性の助けもあって、いずれもきわめて低燃費となっている。2014年春にはブルーHDi バージョンも登場。CO2排出量82g/kmを達成した3気筒ターボガソリンエンジンや、新世代の6速オートマチックトランスミッションにより、さらに優れた低燃費を実現する。

ハンドリングも改良され、新しいサスペンションと新世代のブレーキング性能を生かしたESPに加え、軽量化の効果やオーバーハングの縮小、低重心化で最高レベルの敏速性を実現した。ブラインドスポット・モニタリング、ダイナミック・クルーズコントロール、緊急衝突警告システム、緊急衝突ブレーキングシステムといった安全装備も搭載する。

「3008」「5008」では、新たにデザインされたフロントフェリスを与えられ、最新技術を採用したヘッドランプが搭載された。50km/リットルという燃費を実現したコンセプトカー「2008 ハイブリッド エアー」も登場。ブレーキング時のエネルギーを圧縮空気としてエネルギー回生を行うのが特徴で、これほどの低燃費でありながら、0-100km/h加速は8秒を実現しているという。フランクフルト国際モーターショーは9月10日に開幕する。