マツダは3日、先進の安全運転支援システムを搭載した「マツダ アテンザ ASV-5」を開発し、産学官共同で研究・実用化が進められるITS(高度道路交通システム)を活用した安全運転支援システムの公道実証実験を、2013年9月から開始すると発表した。また、『第20回ITS世界会議東京2013』と、広島市内で行われる路面電車 - 自動車間通信型先進安全運転支援システムのデモンストレーション走行への参加も発表している。

「マツダ アテンザ ASV-5」

10月14日~18日の日程で開催される『第20回ITS世界会議東京2013』では、先進安全技術に関する世界会議や展示のほか、産学官共同でASV(Advanced Safety Vehicle : 先進安全自動車)による先進安全技術のデモンストレーション走行を実施。

広島における世界初路面電車 - 自動車間通信型ASVデモ 公道実証実験

10月20日~21日には、ITS世界会議の一環として、世界初の路面電車 - 自動車間通信による先進安全支援システムのデモンストレーション走行が広島市内で行われる。今回の実験では、路面電車と自律型車載センサーを搭載した自動車との間で通信を行うことで、接触事故を未然に防ぎ、安全で円滑な運転を支援するシステムの効果検証を中心に行うとのこと。システム開発および実証実験は、広島地区ITS公道実証実験連絡協議会が主催し、広島地区ITS共同研究体が主体となって実施する。