俳優・田中圭が初の単独主演を務める、10月4日スタートのテレビ東京系ドラマ『ノーコン・キッド ~ぼくらのゲーム史~』(毎週金曜24:52~)の追加キャストが発表され、女優の波瑠、俳優の浜野謙太、佐藤二朗が出演することがこのほど明らかになった。

ドラマ『ノーコン・キッド ~ぼくらのゲーム史~』でヒロインを演じる波瑠

同作は、これまで『カウボーイビバップ』、『交響詩篇エウレカセブン』、『鉄拳 BLOOD VENGEANCE』などを手掛けた佐藤大が原案を担当し、企画ブレーンとして、『ゲームセンターCX』の仕掛け人・酒井健作が参加するドラマ。1983年から2013年現在に至るまでの30年間が描かれ、毎回登場する実在のゲームが物語にも自然と結びついていく。

田中が演じるのは、同作の主人公で「ゲームセンターわたなべ」の息子・渡辺礼治。ゲームにあまり興味のない礼治だったが、ミステリアスな美少女・高野文美、同級生の木戸明信から影響を受け、次第にゲームの魅力に引き込まれていく。同作のヒロインとなる高野を演じるのが、波瑠。「15歳から45歳という今までにない年齢の幅らある役なので、とても難しいです」と苦労しているようだが、「スタッフ、キャスト共に優しい人ばかりで、楽しまれてもらっています。ゲームを通じて、人と絆を深めて成長していく私たちを見てほしいです」と意気込みを語っていた。

一方、ヒロイン高野の親友で、「ゲームセンターわたなべ」の常連ゲーム少年・木戸明信役には、インストゥルメンタルバンド・SAKEROCKのボーカルとしても活躍中の"ハマケン"こと浜野謙太。「何年も前からエンターテイメントの"はきだめ"であったゲーセンの歴史をなぞらえることができるのは、ステージに立つ者として感嘆の連続です」と心境を語り、「アーケードスティックを握った時の高揚感、敵を撃破する壮快感は…って、いや、すいません。プレイしだしたら止まらないんです。昔のものほど特に。大丈夫。お芝居にも集中します!」と興奮を抑えられない様子だった。

また、「ゲームセンターわたなべ」の店主で礼治の父を演じるのが佐藤二朗。「圭くん、ハマケン、波瑠ちゃんの役設定は 30年前に15歳。つまり僕とほぼ同年代になります」と自身と重ね合わせ、「今回、僕は圭くんの父親役。あの頃の、バカみたいに前のめりだった自分を見守ってるようで、不思議な気持ちです。思い入れの強い作品になりそうです。若い方はもちろん、僕と同年配や上の世代の方たちも懐かしさに胸が熱くなる作品だと思います。ご期待を」と勧めていた。

浜野謙太

佐藤二朗