宝島社が発行する『いなか暮らしの本』はこのほど、全国125の「日本温泉地域資産」の中から、温泉があって住みやすい61市町村を選び、「住みたい温泉地」ベストランキングを発表した。
1位は長野県松本市、佐賀県武雄市、鹿児島県霧島市
同調査は、移住に必要なポイント「自然環境」「移住者歓迎度」「移住者支援制度の充実度」「子育てのしやすさ」「老後の医療介護体制」「日常生活」「交通の便利さ」に、「温泉の充実度」を加え、計8ジャンル80項目について各自治体にアンケートを実施し、自治体ごとに数値化した。
総合ランキング1位は、3つの自治体が同率でランクインした。1つ目は上高地や美ヶ原などの高原リゾート地を擁する長野県の「松本市」。病院数17、一般診療所240ほどと医療体制も充実しており、新宿まで電車で2時間30分というアクセスのよさも評価された。空き家バンク制度など、移住者にうれしい制度も整っているとのこと。
同率1位の「武雄市」(佐賀県)は、佐賀県西部にある人口約5万2000人の市。空き家バンクや定住相談員の設置などのほか、市内に「定住特区」を設け特区内への移住者に定住奨励金を交付している。
同じく1位の「霧島市」(鹿児島県)は、7年前から移住者支援を開始している。住宅を新築もしくは購入、増改築した場合、最高で100万円とプラスアルファを補助する制度がある。4位は大分県の「竹田市」、5位は島根県の「雲南市」がランクインした。
その他ランキング結果は、『いなか暮らしの本』9月号(2013年8月1日発売)に掲載されている。