パナソニックの単3形充電池「充電式エボルタ」を動力にした次世代エネルギーカーイベント「2013 Ene-1 GP SUZUKA」(主催:モビリティランド)が今月4日に開催された。

「2013 Ene-1 GP SUZUKA」

パナソニックは同イベントのオフィシャルパートナーであり、充電式単3形電池40本を電源とするカテゴリーのEVイベント「KV-40チャレンジ」に、ニッケル水素電池「充電式エボルタ」で協賛している。

同チャレンジでは、各チームが独自に制作した1人乗りEVを使い、「充電式エボルタ」を動力源として鈴鹿サーキット国際レーシングコース1周のタイムアタックを行う。追加充電なしでタイムアタックを3回行い、その合計タイムを競うという過酷なルールで、エネルギー消費を少なくする車両設計やドライバーの運転技術が要求される。

今年は中学生から一般の参加者まで、全国から75チームが参戦。最大高低差が約50mある過酷なコースでありながら、3回とも1周平均時速約60kmで快走するチームもあり、「充電式エボルタ」の性能を魅せつけた。

結果は、「アヒルエコパレーシング東郷」(愛知県)チームが総合優勝を果たし、パナソニック賞(デジタル一眼カメラ)を獲得した。参加者からは、「たった40本の充電池でこれだけの走行ができるとは驚きです。電池を用いた次世代のエコカーの可能性を感じました。」との声が聞かれ、電池の将来性を感じさせるイベントとなった。

また、当日は小学生を対象にした「手づくり乾電池教室」も開催され、親子で約100名が電池のしくみや構造などを楽しく学んだとのこと。