マルコメはこのほど、東京工科大学との共同研究によって、みそに美肌効果があることが明らかになったと発表した。保湿状態が良くなり、キメも整うことが確認されたという。
東京工科大学の前田憲寿教授との共同研究
マルコメは今回、東京工科大学の応用生物学部・美科学研究室の前田憲寿教授と共同で、「みその摂取がヒトの肌に与える影響とそのメカニズムの解明」を目的に、研究を行った。20~30代の女性(14人)を2群に分け、一方にはみそ抜きの汁を、もう一方にはみそ汁をそれぞれ1日3杯摂取してもらい、頬の角層水分量やキメなどを測定。あわせて本人の肌状態をアンケートによって回答してもらった。
みその摂取で化粧のノリがアップ、肌の潤いも増加
その結果、みそ汁を2週間継続摂取すると、頬の角層水分量(潤い)が増加し、肌のキメも改善されていた。アンケートによる肌実感では、「化粧のノリ」が良くなる傾向も見られたという。また、このメカニズムについても調べたところ、みそ抽出物によって、角層のセラミド合成に関わる酵素が活性化することがわかったという。
同社は「みそを食べることによって、体の内面から美肌効果が得られると考えられます」としている。