JR九州は29日、久大本線豊後森駅(大分県玖珠町)のリニューアルについて発表した。リニューアルオープンは9月下旬を予定している。

豊後森駅のリニューアルデザイン(イメージ)

久大本線を走る特急「ゆふいんの森」「ゆふ」が停車する豊後森駅では、昨年8月に旧豊後森機関庫・旧豊後森機関庫転車台の2件が国の登録有形文化財に指定された。JR九州では、旧豊後森機関庫をはじめ、城下町や伐株山(きりかぶさん)など数々の観光スポットを持つ玖珠町とともに観光開発を進めている。

豊後森駅のリニューアルオープンは、「玖珠エリア観光開発」のキックオフとなるもので、JR九州の数々の列車や駅舎を手がける水戸岡鋭治氏がデザインを担当。駅舎・トイレの外壁塗装と格子の設置、駅舎屋根の塗装、跨線橋の改良、駅待合室の改良がおもな整備内容となる。丸太を多用し、築84年を迎える駅舎の良質な素材は残しつつ、土や大地を連想させる茶色で塗色し、自然と調和した「森の中にある豊後森駅」として生まれ変わるとのこと。9月下旬のリニューアルオープン以降、駅前広場の植樹も行われる。