エアバスはこのほど、A330の引き渡し機数が1,000機に到達したことを発表した。記念すべき1,000機目となったのはキャセイパシフィック航空のA330-300で、同機にはロールス・ロイス社製トレント700エンジンを装備している。
「We are flying the 1000th A330」
1,000機目となった機体の胴体前部には、通常塗装の「CATHAY PACIFIC」の下に「We are flying the 1000th A330」をデザイン。キャセイパシフィック航空と姉妹会社の香港ドラゴン航空は、A330の最大運航会社の一社であり、現在合計で56機を運航させている。同機は仏トゥールーズで開催された記念式典で引き渡しとなった。
キャセイパシフィック航空がA330の1号機を受領したのは1995年のこと。現在38機のA330-300、11機のA340を保有している。また、香港ドラゴン航空はA320ファミリーを21機、A330-300を18機運航。キャセイパシフィック航空グループは更に10機のA330-300受注残があり、今後合計48機のA350XWBが引き渡される予定となっている(そのうち2機はリース機)。
双発広胴型機であるA330は、地域路線・長距離路線の両方で最も高いコスト効率を発揮。A330の最新バージョンは、最大7,250海里(13,420km)をノンストップで飛行することができる。広々とした客室には最新の機内エンターテーメントシステムを備え、オプションでインターネット接続サービスも可能。