JR九州は20日、「重要文化財 門司港駅舎百周年記念きっぷ」を発売する。1914(大正3)年に現在の位置に移転開業し、2014年に駅舎100周年を迎えるのを記念したもの。

保存修理工事に入る前の門司港駅

同きっぷは当時をしのばせる硬券タイプのきっぷで、駅舎の歴史と構造物についてのエピソードを添えた台紙付き。門司港~門司間・門司~門司港間の片道乗車券2枚セットで、発売額は1セット400円。3,000セット限定で、1人20セットまでの購入制限が設けられる。発売箇所は門司港駅のみだが、在庫がある場合、8月1日から郵送での受付も行う予定。郵送販売の場合は1セット420円となる。

なお、門司港駅は国の重要文化財にも指定されたレトロな外観の木造駅舎で知られるが、2012年9月より保存修理工事期間に入っており、現在はその姿を見ることはできない。工事期間は2018年3月までの予定。