夏に身体の疲れや心の疲れを感じるか

養命酒製造は、20代~50代ビジネスパーソンの男女1,000名を対象に、「猛暑襲来! 夏バテと胃腸不調に関する生活者タイプ別実態調査」を実施した。調査期間は6月27日~7月1日。

働き女子の"夏の疲れ"原因は「エアコンの設定温度」?

夏に身体の疲れや心の疲れを感じるか聞いたところ、「身体の疲れを感じる」と回答したビジネスパーソンは9割(89.0%)にのぼった。また、「身体だけでなく心の疲れも感じる」と回答した人は75.3%。ビジネスパーソンの4人に3人は、夏に心身ともに疲れを感じていることがわかる。

夏に感じる「身体の疲れ」について、職場や就労関係での原因

夏に「身体の疲れを感じる」と回答した890名に、職場や就労関係での原因を聞いたところ、1位「仕事内容(58.5%)」、2位「長時間労働(42.2%)」、3位が「仕事量(41.2%)」となった。

男女別で傾向に差が見られたのは「エアコンの設定温度」で、男性が14.5%だったのに対し、女性は男性の2倍超となる33.7%。女性の3人に1人が、夏の身体の疲れの原因のひとつが「エアコンの設定温度」だと感じていることがわかる。

「日常生活に支障をきたす原因不明の疲労感」に襲われた経験は?

なお、会社や学校に行けないほど強い疲労感「慢性疲労症候群」について調査するため、「会社や学校に行けないほど強度で、日常生活に支障をきたす原因不明の疲労感」に襲われた経験があるかを聞いたところ、「半年以上続いた経験がある」と回答した人が10.6%いた。性年代別では、30代女性に高い傾向が見られ、「半年以上続いた経験がある」が20.0%となっている。

夏の働き女子は「胃バテ」「腸バテ」が7割にのぼる

「夏バテ」の症状

「夏バテ」症状をどの程度感じるかを聞いたところ、「身体がだるい」と回答した人は89.1%にのぼった。

胃腸関連の夏バテ症状については、胃バテ(胃の不調・食欲不振)が男性64.2%、女性74.2%、腸バテ(腸の不調・下痢・便秘)が男性58.2%、女性67.8%。また、精神的な夏バテ症状「気力がわかない」については、男性74.2%、女性84.2%となった。

全般的に、女性の方が男性より夏バテ症状を感じる割合が高くなり、女性の方がより暑気あたりしやすい傾向にあることがうかがえる。

「冷え症タイプのエアコン22度派」は腸バテ率7割強にのぼる

「エアコン設定温度28度」タイプvs「エアコン設定温度22度」タイプ

オフィス内でも好みが分かれるエアコンの設定温度について、好みのタイプを聞いたところ、「エアコン設定温度28度タイプ」は60.2%、「エアコン設定温度22度タイプ」は39.8%だった。

夏の生活(室温)タイプ別 夏バテ傾向

タイプ別に夏バテ症状の傾向を見ると、胃バテは「エアコン設定温度28度タイプ(602名)」で70.8%、「エアコン設定温度22度タイプ(398名)」で66.8%となり、腸バテは「エアコン設定温度28度タイプ」で62.5%、「エアコン設定温度22度タイプ」で63.8%となっている。

体質別 夏バテ傾向(冷え症)

また、合わせて「冷え症」タイプの夏バテ症状の傾向をみると、胃バテは「冷え症タイプ」で76.1%、「冷え知らずタイプ」で63.3%、腸バテは「冷え症タイプ」が68.5%、「冷え知らずタイプ」が58.3%となった。このことから、夏バテ症状としての胃腸不調を感じる割合は、「冷え症タイプ」で高い傾向がみられ、夏の胃腸不調に冷え症体質が関係していることが考えられる。

体質×夏の生活(室温)タイプ別 夏バテ傾向

さらに、「冷え症タイプかつエアコン設定温度22度タイプ(150名)」については、腸バテの割合が7割強(72.6%)と特に高い結果となった。