草間彌生氏と展示される作品「南瓜 2011」

森ビル都市企画が香川県高松市で運営する複合施設「丸亀町グリーン」は28日~11月4日、前衛芸術家・草間彌生の新作を含むカボチャ3作品を展示する。

草間彌生初となる「石」の彫刻作品が初お目見え

今回が初公開となる石を使用したカボチャの彫刻作品は、草間彌生氏が初めて石を素材に制作した彫刻作品とのこと。瀬戸内地域で3年に1度開催される瀬戸内国際芸術祭により高松のアートへの関心が高まる中で、市街地に作品を展示。市街地へ観光客を誘引し街のにぎわい創出を図るとともに、ワークショップ等を通し交流を促し、地域コミュニティの育成と新しい香川の文化を育むことが目的という。

瀬戸内国際芸術祭の会期末である11月4日までの作品展示とともに、子供向けのアート・ワークショップの開催や飲食店での展示記念メニューの展開、またアート関連グッズの販売や草間彌生グッズコーナー設置なども実施。高松市街地での「アートで街を活性化する」活動の幕開けとする。

2日間限定で巨大カボチャ作品を展示

8月24日、25日限定展示の「PUMPKIN 2011」(PUMPKIN 2011 ©YAYOI KUSAMA)

掲載作品は3点。石のカボチャ彫刻作品「カボチャの精 2013年」は、草間彌生氏が初めて石を素材に制作した作品。長さ約1m、高さ約60cm、厚さ約30cmの本作は、同施設での展示が初公開となるもので、世界に先駆けてのお披露目となる。展示期間は28日~11月4日。なお、28日10時より、香川県副知事や高松市長などが来場のうえ除幕式を開催する。展示場所は東館1階けやき広場。

「南瓜 2011」は、直径約60cm、高さ約60cmのカボチャ作品。 展示期間は28日~11月4日。展示場所は西館3階(東急ハンズトラックマーケット横)。「PUMPKIN 2011」は、8月24日・25日の2日間限定で展示される、直径約3.6mの巨大カボチャ。展示場所は西館1階けやき広場。

また同施設内の商業施設では、草間彌生作品展示を記念したオリジナルメニューやアートコーナーも展開。作品をモチーフにしたスイーツなど各店のオリジナルメニューを販売する。また、施設内の東急ハンズトラックマーケットにはアートコーナーを設け、草間彌生グッズコーナーやアート関係の商品を展開する。

場所は香川県高松市丸亀町7番地16 丸亀町グリーン。観覧無料。開館時間は11時~20時。詳細は「丸亀町グリーンのプレスリリース」を参照のこと。