JR東日本は6日、中央本線から富士急行線へ直通する快速列車「ホリデー快速富士山」「山梨富士号」の運転を開始した。高尾~大月間で快速「富士山リレー号」も運行される。

新宿~河口湖間で運行される「ホリデー快速富士山1号」。ヘッドマークも新たなデザインに

これらの列車は富士山の世界文化遺産登録を受け、夏の増発列車として設定された。「ホリデー快速富士山」は、6月まで「ホリデー快速河口湖」として運行された列車の愛称を変更したもので、新宿駅発着の1・4号(189系6両編成)と、小山駅発着の2・3号(183系6両編成)が設定され、富士山をモチーフとした新しいヘッドマークが掲出される。

新宿駅では朝7時39分、E233系6両編成による快速「山梨富士号」が発車。続く「ホリデー快速富士山1号」では、8時14分の発車に合わせて出発式も開催されたという。なお、新宿駅発「ホリデー快速富士山1号」、小山駅発「ホリデー快速富士山3号」は、ともに旧「あずさ」塗装の車両による運転だった。

「ホリデー快速富士山」は7~9月の土日祝日、「山梨富士号」は8月31日・9月1日を除く7~9月の土日祝日に運転予定。「山梨富士号」については、9月からE257系が使用されるという。JR東日本ではその他、E233系10両編成による快速「富士山リレー号」を7・8月の土日祝日と8月12~16日に運転。高尾~大月間をノンストップで結ぶ。