富士重工業のモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナル(STI)は2日、スバル「WRX STI spec C」の4ドア車に独自の仕様や装備を施した「WRX STI tS TYPE RA」を設定して発売した。価格は441万円~508万2,000円。
WRX STI tS TYPE RAは、クイックステアリングギヤボックス(ステアリングギヤ比11 : 1)、brembo製フロント・モノブロック対向6ポットブレーキキャリパーやグルーブドディスクローター等を採用するとともに、STI独自のフレキシブルパーツを使ったシャシーおよびボディーのトータルチューニングなどが施されたSTIコンプリートカー。
エクステリアには、tSオーナメント等の専用装備を設定するとともに、外装色に期間限定色「タンジェリンオレンジ・パール」を採用。ブラック塗装を施したドアミラーカバー、サイドガーニッシュ、アルミホイールによりボディカラーとのコントラストを生み出し、シャープな印象を表現したとのこと。そのほか、「サテンホワイト・パール」「WRブルー・マイカ」の計3色が設定されている。
また、WRX STIが参戦し続けているニュルブルクリンク24時間レースを想起させるモデルとして、STI製ドライカーボンリヤスポイラーやBBS製18インチ鍛造アルミホイール採用した「NBR CHALLENGE PACKAGE」と、同様の装備にRECARO製バケットタイプフロントシートを追加した「NBR CHALLENGE PACKAGE[RECARO]」を設定。
なお、WRX STI tS TYPE RAは12月23日受注分までの300台限定販売(この内、NBR CHALLENGE PACKAGEは200台限定)であり、「タンジェリンオレンジ・パール」は8月25日受注分までの期間限定となる。