ビー・エム・ダブリューはこのほど、3シリーズの新たなモデルバリエーション「3シリーズ グランツーリスモ」を発売した。クーペのような流麗なフォルムでありながら、ツーリングを超える広々とした室内空間を確保した、実用性の高いモデルだ。

「ニューBMW 3シリーズ グランツーリスモ」

同シリーズはツーリングよりもホイールベースが11cm、全長が20cm長く、全高も5cm拡大されている。これにより、シルエットはクーペそのものでありながら、ツーリングを上回る積載性や快適なキャビンを実現している。

ドライバーシートは6cm高くなり、良好な視界を提供。後席のレッグスペースは7cmも拡大され、同時にヘッドクリアランスも増大し、大人3人がくつろげるスペースに。リアゲートはハッチバックのように開き、通常時で520リットル、リアシートを折りたたむと1,600リットルものラゲッジスペースを確保できる。いずれもツーリングを上回る数値だ。

エンジンは2.0リットル直列4気筒と3.0リットル直列6気筒の2種類。いずれもツインスクロールターボチャージャーや高精度ダイレクトインジェクション、ダブルVANOS、バルブトロニックを搭載し、8速AT、あるいは8速スポーツATと組み合わせられる。

最高出力は2.0リットルが184PSと245PS、3.0リットルが306PS。燃費性能も優れていて、全車がエコカー減税対象モデルとなっている。価格は184PSの2.0リットルエンジンを搭載する「320iグランツーリスモ」が494万円。3.0リットルエンジンを搭載する「335iグランツーリスモ」の「M Sport」が776万円など。