水島臨海鉄道は5月3~5日、同社の人気車両キハ20形の臨時運行を行う。おもに午前中の時間帯、倉敷市~水島間の列車4往復、倉敷市~三菱自工前間の列車1往復に使用される。

水島臨海鉄道のキハ20形(国鉄色)。写真はすべて水島臨海鉄道提供

同社には旧国鉄のキハ20形が4両在籍しており、一部車両に「国鉄色」(赤とクリーム色のツートンカラー)の塗装が施されている。鉄道ファンを中心に人気だが、現在は朝夕の列車4往復に使用されるのみ。老朽化も進み、引退のうわさも絶えない車両だ。

今回の臨時運行は、倉敷美観地区(倉敷物語館、倉敷アイビースクエアなど)周辺で開催される「ハートランド倉敷2013」に合わせて実施される。上りは三菱自工前駅9時47分発の列車をはじめ、水島駅10時31分発・10時51分発・11時31分発・11時51分発の列車がキハ20形で運行。下りは倉敷市駅10時20分発・11時0分発・11時20分発・12時0分発・12時20分発の列車(12時0分発のみ三菱自工前行、他の列車は水島行)にキハ20形が使用される。

なお、水島臨海鉄道では列車の撮影に関して、「線路上や移動している列車に近接しての撮影など危険をともなう行為」「田畑など私有地への立入りや路上駐車、タバコ・ゴミの投げ捨て」などは絶対に行わないよう呼びかけている。