グッチのクリエイティブ・ディレクターを務めるフリーダ・ジャンニーニ (C)BANG Media International

イタリアのファッション・ブランド、グッチのドキュメンタリー作品『ザ・ディレクター』が、4月21日に開催されたアメリカ・ニューヨークのトライベッカ映画祭にて初披露された。

本作は、グッチのクリエイティブ・ディレクターを務めるフリーダ・ジャンニーニの活躍とその舞台裏に迫った作品。メガホンを取ったクリスティーナ・ヴォロスは、ピープル誌に次のように話している。

「ファッションと映画の融合には常に惹かれていたの。パワフルな女性のストーリーに引き込まれたわ。だからいろんな意味で今回の作品は、私自身が楽しめるクリエイティブなテーマを探求することができたの。自分にカメラが向けられるって少し怖いものよね。特に完璧が求められるビジネスに身を置いていればなおさらだわ。(でも信頼関係が一度できてしまえば)これまで撮影が禁止されていたような場所でもカメラが入ることが許されたの」

また、同ブランドの広告塔に抜てきされたこともあるジェームズ・フランコが本作のプロデュースを担当しており、クリスティーナは監督やプロデューサーとしての経験も持つジェームズを今回プロデューサーに起用したことは完璧な人選だったと考えているという。「ジェームズはコラボレーション相手としては最高だったわ。ジェームズは好奇心と寛容な心を持っていて、自分の限界を超えるところまで挑戦することにもひるまないのよ。犯罪のパートナーとしても最適なんじゃないかしら」

さらにクリスティーナは、グッチの商品それぞれにどれだけ多くの時間と労力が費やされているかを観客に理解して欲しいと願っているようで、この作品を機にデザイナーの仕事を再評価して欲しいと考えているという。

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