フィアット クライスラー ジャパンはこのほど、トルクフルな2気筒エンジンを搭載した「500(チンクエチェント) ツインエア」に、5速マニュアルトランスミッションを搭載した「500S(チンクエチェント エス)」を追加して発売した。

「500S」

「500 ツインエア」は2011年に登場したモデルで、エンジンはマルチエア技術を採用した0.9リットルの2気筒ターボ。高い環境性能とパフォーマンスを両立し、トルクフルな加速や2気筒エンジン特有のサウンドなど、独特のドライブフィールも魅力で人気となった。

ツインエアエンジンとマニュアルトランスミッションの組合せは、「500 ツインエア」発売時から要望が高く、2012年7月に250台限定で発売したマニュアルトランスミッション搭載の限定車「500 SPORT PLUS」は、ほぼ1カ月で完売した。

こうした人気の高さから、ついにカタログモデルとしてラインアップに追加された「500S」は、スポーツ性を強調した仕様に。エクステリアにリアルーフスポイラーや専用フロント / リアバンパー、専用デザインの15インチアルミホイールを採用。インテリアにもブラック基調のスポーツシートやスポーツステアリングなどを採用する。

価格は225万円で、4月25日より販売開始。なお、同モデルにはメンテナンスプログラム「フィアット イージー ケア」が標準付帯される。このサービスは3年間、専門スタッフによるサポートを提供するものだ。