「セイコーミュージアム」(東京都墨田区東向島)では、4月16日よりおよそ1年間にわたって、企画展「セイコーの腕時計100年」を開催する。入館料は無料。
世界をリードし続けた先進技術を紹介
今回の展示は、同社が国産初の腕時計「ローレル」を発売して今年で100年周年となるのを記念して行われる。通常は展示されていない発売当時の広告や動画、直接触れて動かせる機械動作模型、開発エピソードなどを、第1期「時代の一歩先」、夏期「時のカタチ 間のカタチ」、第2期「すべての人に」と題し、サブテーマを変えて展示していく。
第1期では、国内初の腕時計生産以来、数々の技術をつくりあげた同社の歴史を紹介。国産初の腕時計「ローレル」や最新のGPSソーラーウオッチ「セイコー アストロン」などが展示される。期間は4月16日から10月27日まで。
第2期は、第1期の主な展示品に加えて、女性向け腕時計、ダイバーズ、盲人時計など、"すべての人に正確な時"を届けようと同社が生み出してきた製品にスポットを当てた展示になる予定とのこと。期間は10月29日から来年3月30日まで。
開館時間は10時~16時、月曜・祝日・年末年始は休館(5月3日~5日は開館)となる。
「セイコーミュージアム」とは
「セイコーミュージアム」は国内外の時計に関する資料を収集・整理・保存するとともに、時及び時計に関する情報を蓄積・研究する機関として開設された。セイコーの創業100年に当たる1981年に、「セイコー時計資料館」として開設され、昨年4月の創業130周年を期に全館がリニューアルされている。
時計標本資料は、セイコーのウオッチやクロックを中心に、各時代の代表的な時計機構、日本固有の時計である和時計のコレクションなど、約13,000点があるとのこと。