アウディ・ジャパンは10日、A4のラインナップの頂点に位置する新型「RS 4アバント」を発売する。搭載されるV8エンジンは最高出力450PSとハイパワーながら、JC08モード燃費8.1km/リットルと燃費性能も優れている。

アウディ新型「RS 4アバント」

RSモデルは、アウディ AGの100%子会社であるクワトロ GmbHが手がける高性能スポーツモデル。ドイツ・ネッカーズルムに本拠地を置き、「R8」やRSモデルの製造を行う。

「RS 4アバント」の車内

3世代目となる新型「RS 4アバント」は、4.2リットルのV8 FSIエンジンを搭載。最高出力450PSを発揮し、トランスミッションには7速Sトロニックを組み合わせる。駆動方式は最新世代のクワトロ フルタイム四輪駆動だ。動力性能は0-100km/h加速が4.7秒、最高速は250km/h。同時に燃費性能にも優れ、JC08モード8.1km/リットルを実現した。

サスペンションは「RS 4」専用のスポーツサスペンションを採用しており、車高は「A4アバント」より20mm低くなっている。ブレーキはフロントに8ピストンのアルミモノブロックキャリパーと軽量なウェーブデザインベンチレーテッドブレーキディスクを採用。ホイールは20インチの5Vスポークデザインアルミホイールを装着する。

こうした性能を誇りながら、ツーリングワゴンスタイルのボディは乗員の快適性に優れ、ラゲッジスペースも490~1,430リットルを確保。スーパーカー並みの走りと高い実用性を両立している。同車の価格は1,195万円。