――ロケット事業以外でやってみたい事業は何ですか?

堀江氏「正直、ライブドアの社長を辞めた時はITの仕事はお腹一杯だと思ってましたが、パソコンやスマホから切り離された生活を送っていたので、そろそろやってもいいかなという気持ちもあります。モバイル環境も良くなって、インターネットのリベラシーも上がって事業がやりやすくなったかなと。メールマガジン同様、インターネットを使った新しいニュース批評の形を事業化していきたいので、近いうちに何らかのサイトを作ると思う。IT関連の会社さんは、ソーシャルゲームとかをやってて、僕はあんまり興味がないけど、儲かってるなと(笑)。興味ないことを頑張り過ぎて、そこに力を集中するとライブドアみたいになっちゃうので、興味ないことはやらないつもり。世の中、こうなったらより便利でより良くなると思う事業を手掛けたい。忙しくてメールマガジン以外の事はなかなか出来ないけど、ぼちぼちやっていこうと思っています」

――今後の社会貢献について聞かせて下さい。

堀江氏「刑務所にいる時に考えてたんですが、刑務所にいる人たちは、別に極悪非道でもなくて普通の人たち。凶悪犯というよりは心の中にトラウマを抱えてたり、家庭環境が悪かったりする人が多くて、話してみるとどこにでもいる普通の人たちです。逆に言うと、今社会にいる普通の人たちが何かのきっかけで犯罪者になってしまうことは十分あり得るし、そういう事件は多い。懲役が終わって出てきた後に再犯をしないことが大事なので、社会が受け入れるために、何らかの形でお手伝い出来ればと思う。認知症や障がい者の方はより難しいし、そういう人たちがいるという事を発信して、皆さんに知って頂いて方策を考えたりできれば」

――服役前と比べて外見で変化したところは?

堀江氏「太ってる時は信じてもらえなかったけど、元々痩せてるんです(笑)。会社を立ち上げて上場していく中でプレッシャーもあったので、ストレスを酒と食べ物で発散して、20年間で30kg太った。おかげさまで規則正しい生活を送り、お酒も抜いたので痩せました。東京拘置所に収監された時の最初の体重測定は95.7kgで、刑務所にいる時のミニマムは65.0kg。今日、控え室で服を着たまま計ったら67.3kgだったので服脱ぐと66.0kgくらいですかね。今後は、自分にプレッシャーをかけすぎないようにコントロールして太り過ぎないようにしたい」……続き(3/4)を読む