2mの巨大鍋で作る「タケノコ汁」。無料配布は12時から

武蔵小山商店街連合会は4月21日に、タケノコの一大産地として名を馳(は)せた地元の町おこしイベントとして、「第2回 ムサコのたけのこ祭り」を開催する。

江戸時代、目黒はタケノコの名産地だった

同商店街がある武蔵小山を含む荏原、目黒は江戸時代から竹林が広がり、"太く、柔らかく、おいしい"良質なタケノコの産地として江戸中で知られる存在だったという。現在はその名残として、武蔵小山駅前に高さ5mの巨大なタケノコのオブジェが建てられている。

タケノコの産地として有名であったという歴史に着目し、2012年よりタケノコを通じた町おこしイベントを開催。直径2mの巨大鍋で3333(美味美味)杯分の「タケノコ汁」を参加者に無料でふるまう。昨年のイベントでは、仕込んだ約3,150杯分が2時間でなくなったという。

人気シェフが仕込む「タケノコ汁」には、タケノコを200kgも使用

武蔵小山のゆるキャラ「たけ丸君」と記念撮影も

今年の「タケノコ汁」には、タケノコ200kgと豚肉60kg、大根60kg、ゴボウ30kg、エノキ15kg、長ネギ40kgを使用。地元出身者で、テレビ出演も多い日本料理店「賛否両論」(渋谷区)を営む笠原将弘シェフらが中心となって、当日9時30分から仕込む。完成したタケノコ汁は、12時から参加者にふるまいを開始する(なくなり次第終了)。

なお現在は、目黒ではタケノコ栽培は行っていないため、産地である千葉県大多喜町に食材提供を依頼している。また、目黒で唯一、竹林が残る「すずめのお宿緑地公園」内に自生しているタケノコを特別に掘り起こし、当日実施するじゃんけん大会のプレゼント商品として提供。更に大多喜町へのタケノコ掘りのバスツアー(20人分)プレゼントも用意している。

地元企業「博水社」など11の店舗が屋台形式で出店

イベントには、ハイサワーで有名な地元企業の博水社も出店。タケノコ料理に合う、3月に発売したばかりの新商品「ハイサワー缶 レモンチューハイ」やビールテイストの「ハイサワーハイッピー」などの各商品や、非売品の“居酒屋グッズ”などを販売する。また、大井町限定の変わり種サワー「マーメイドハイ」も提供する。

その他、タケノコ汁を作る「賛否両論」の笠原シェフは創作丼「たけのこ丼」を販売。キャラクター「たけ丸君」のグッズを販売する店も出店する。メーンステージでは、地元高校のブラスバンド演奏や、ダンスパフォーマンス、お笑いコンビ「武蔵小山会」の漫才なども行われる。

同イベントは、武蔵小山駅ロータリーで4月21日の10時~15時まで開催。