開催の舞台となる瀬戸内海の島々(撮影・中村脩)

香川県、岡山県の瀬戸内海の島々や港を舞台に「瀬戸内国際芸術祭2013 春」が開催される。期間は3月20日(水・祝)~4月21日(日)まで。開催エリアは、直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島、高松、宇野、沙弥島。

芸術祭は3シーズンに分かれており、今回実施される「春」のほか、「夏」は伊吹島を開催地に加え7月20日(土)~9月1日(日)に、「秋」は本島、高見島、粟島をそれぞれ開催地に加えて10月5日(土)~11月4日(月)に実施される(沙弥島は「春」、伊吹島は「夏」、本島、高見島、栗島は「秋」の開催のみ)。

テーマは「海の復権」。昔から交通の重要な役割を果たしていた瀬戸内海地域に元気を取り戻すため、「芸術」を通じて地域の民俗、芸能、祭りなどの魅力を内外に発信していく。

高松港周辺では、丹下健三生誕100年関連企画を開催バングラデシュ・プロジェクトを実施。直島では、安藤忠雄によるあらたなミュージアム「ANDO MUSEUM」がオープンする。さらに、豊島では島内各所でインスタレーション(装置、設備を場所や空間に用いた美術作品)を展開するなど、広範囲の会場で多岐にわたる美術カテゴリの展示が行われるとのこと。

また、参加アーティストは、荒木経惟(写真家)、デイヴィッド・シルビアン(元JAPANボーカリスト)、青木野枝(展示作品「空の粒子/唐櫃」・豊島)、スペインからはイオベット&ポンズ(展示作品「勝者はいない-マルチ・バスケットボール」・豊島)、フランスからはヴェロンク・ジュマール(展示作品「ウェルカム/ファニーブルー」・高松空港)など、日本各地および各国から集められている。

詳細は、同芸術祭公式ホームページを確認のこと。