3月23日公開の映画『相棒シリーズ X DAY』の完成披露試写会が5日、東京・新宿のバルト9で行われ、W主演の川原和久と田中圭をはじめ水谷豊、及川光博、大谷亮介、山中崇史、六角精児、山西惇、神保悟志、国仲涼子、橋本一監督が出席した。

前列左から国仲涼子、川原和久、田中圭、水谷豊、及川光博、後列左から神保悟志、山西惇、大谷亮介、山中崇史、六角精児

テレビ朝日系で放送中のドラマ『相棒』の劇場版第4弾となる本作では、捜査一課刑事の伊丹憲一(川原和久)とサイバー犯罪対策課専門捜査官・岩月彬(田中圭)という異色のコンビが誕生。2人を始め、おなじみの杉下右京(水谷豊)ら『相棒』のキャストたちも登場し、金融封鎖計画"X DAY"の謎に迫る。

この日は完成披露試写会の前に、劇場のロビーでファン向けのイベントも行われ、川原と田中を始めとするキャスト陣が勢揃いしてファンを沸かせた。映画シリーズ初登場となる田中は「撮影に入る前、川原さんに対して怖いイメージを持っていましたが、めちゃくちゃ優しくしていただき、受け入れてくれました。それが"相棒"だと思いましたね」と笑顔で振り返り、「皆さんや川原さんと頑張りましたので、相棒ファンの皆さんや右京さんに納得して頂けると思います」とやり切った様子。一方の川原は「田中君よりは21歳年上ですが、楽しく撮影させていただきました。主役という意識は高くなく、いつも通りやったつもりです。二度三度見ていただければ面白みが増すと思います」と話した。

シリーズの主人公である水谷も途中から及川ととともに登場してW主演の川原と田中に花束を贈呈。及川が「親愛なる伊丹刑事の晴れ舞台ということで、戦国時代から駆けつけました」と現在放送中のドラマ『信長のシェフ』に触れてファンを沸かせば、水谷は「とても心配でした」と語るも「誰が伊丹刑事と組むのかと思いましたが、田中さんと聞いてホッとしました。事件は解決したと思います」と独特な言い回しで田中を賞賛。さらに久し振りに会ったという及川に「神戸君が去った後、いつ遊びに来ると思ってけど来ませんね。信長になったりと出世しましたね~」と茶化して会場を笑わせた。

また、『相棒』シリーズ初参加となった紅一点の国仲は「こんなに男性陣に囲まれることはなかなかないので緊張しますよ」としながらも「現場では女一人でしたが、楽しかったですね。もう出来上がっているチームに入るのは結構勇気がいることですけど、緩い感じの現場でもあり、凄い居心地が良かったです」と満足そうだった。映画『相棒シリーズ X DAY』は、3月23日より全国公開。