景観が楽しめるカウンター席もある

木材を使用した内装

京都府は、世界的工業デザイナーの水戸岡鋭治氏が手がけた北近畿タンゴ鉄道のリニューアル車両を、4月14日より運行することを発表した。

内装は木材を使用。カウンター席も設置

水戸岡鋭治氏は、九州新幹線などの鉄道デザインを手掛け、イギリスの鉄道デザイン国際コンテスト「ブルネル賞」や「日本鉄道賞」など多くの賞を受賞した工業デザイナー。現在も建築・鉄道車両・グラフィック・プロダクトなど、様々なジャンルで活躍している。

同氏が手がけたリニューアル車両の内装は、日本三景・天橋立などの白砂青松を象徴する「松」をモチーフに木材を使用。「海の京都」の景観を楽しめるよう、カウンター席も設置した。車内では、丹後地域の特産品なども販売する。

リニューアル車両の運行開始日は4月14日。西舞鶴駅(京都府舞鶴市)を10時26分に出発する。リニューアルした車両2両は連結して、「丹後あかまつ号」「丹後あおまつ号」の2つのルートで運行。1両は35名の定員制で乗車整理券(300円)が必要、もう1両は自由席(乗車整理券不要)。

「丹後あかまつ号」は偶数日に、西舞鶴駅(京都府舞鶴市)~豊岡駅(兵庫県豊岡市)、豊岡駅(兵庫県豊岡市) ~ 西舞鶴駅(京都府舞鶴市)間を運行。「丹後あおまつ号」は奇数日に、西舞鶴駅(京都府舞鶴市)~宮津駅(京都府宮津市)~ 福知山駅(京都府福知山市)、福知山駅(京都府福知山市)~天橋立駅(京都府宮津市)間を運行。