借金100万円がやばい理由は?大したことない人って?自力返済のコツ、返せないときの対処法

債務整理 2024.08.23
借金100万円がやばい理由は?大したことない人って?自力返済のコツ、返せないときの対処法

借金が100万円ある…これは自力で返せる額なのでしょうか?それともヤバいのでしょうか?

100万円の借金を「多い」と感じるか、「少ない」と感じるか人によって違うように、余裕で返せるのか、はたまた苦しくて返せないかもその人の借り入れ状況や収入額などによります。

借金の把握や返済方計画の見直しなど、できることから始めると100万円の借金でも完済に近づきます!

がしかし、

  • 借金を返すための借金である
  • 利息しか返せていない
  • 年収の1/3よりも多い
  • 既に滞納している、今にも滞納しそう…
  • 借金することが習慣化してしまって、借金に慣れてしまっている
  • 借金100万円に対しての返済状況を把握していない、管理できていない

こういった状況だと、「ヤバい」状況かもしれません!

100万円の返済のコツと、返せない時の対処法(借金の減額や免除を含め)を確認していきましょう。

「借金100万円」この記事で分かるポイント

  • 借金はいくらからやばいの?借金100万円は?
  • 借金100万円は完済できる?返済のコツは?
  • 借金100万円が返せそうにない場合はどうすればいい?
  • 借金100万円を返せずほうちするとどうなる?
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100万円の借金はヤバい?それとも大したことない?6つの判断基準で確認を!

100万円も借金があると聞くと、「それちょっとやばくない?」「自力で返せるの?」と思う人と、「余裕じゃない?」と思う人がいると思います。

ヤバいライン、大したことないラインは借入状況や収入、毎月の返済により違ってくるため、ここからがヤバいなどと決定づけて言うことはできません。

ただ、先程挙げた6つが、1つのヤバいを判断する材料となります。

  • 借金を返すための借金である
  • 利息しか返せていない
  • 年収の1/3よりも多い
  • 既に滞納している、今にも滞納しそう…
  • 借金することが習慣化してしまって、借金に慣れてしまっている
  • 借金100万円に対しての返済状況を把握していない、管理できていない

借金を返すための借金をしまくっている…結果、借金は増えている

他の金融機関から新たに借り入れをし、それを返済に充てている、また別の返済のために、さらに新たな別の先から借りて…という自転車操業状態の返済である場合は、かなりやばい状態だと言えます。

多重債務の状態で雪だるま式に借金が増えていく状態です。

借り入れ業者が増えれば増えるほど、それぞれに利息がつくため、借金総額がどんどん増えていき、気づいたときには借金まみれ、借金地獄といった取り返しがつかない状態に陥っている可能性が高いです。

ほぼ利息しか返せていない…返済期間が長期化し返済総額が膨れ上がる可能性が!

月々の返済額が、借り入れ総額に対して少ない場合、元金はなかなか減らず、利息分しかほぼ支払えていない状態となります。

そうなると、返済期間がどんどん伸びて長期化してしまう可能性が高いです。

元金が減らないと、またその元金に対して利息がかかるため、返済がなかなか終わりません。

更にその状況で新たに借り入れをしてしまうと、払っても払っても元金が減らないので、100万円の借金であろうと、総額がどんどん膨れ上がっていってしまいます。
(下記:月々の支払額を軸にしシミュレーション を参照)

借金が年収の1/3よりも多い…法律で決まっている借入額以上なのでそもそも無理がある状態!

なぜ年収の1/3なのか?それは、「総量規制」という貸金業法が大きく関わっています。

総量規制は貸金業法によって定められていて、個人が年収に対して借入できる割合を定めています。

【総量規制で言う年収に含まれる収入の種類とは?】

  • 給与
  • 年間の事業所得
  • 定期的に受け取る不動産賃貸収入(事業の場合を除く)
  • 年金
  • 恩給

一時的に得る収入は、年収としては認められません。

貸付制限のようなもので、返済能力のない人に、返済できる額以上のお金を貸してはいけない!というきまりがあります。

総量規制とは年収に対する借入総額の割合を制限する仕組みです。個人の借入総額を原則年収の3分の1までに制限することです。返せる金額以上に借りれないようにするための制度です。

総量規制
個人がお金を借りる場合に、年収などを基準として借入総額がその3分の1を超える融資が原則禁止される仕組み

例えば、年収が300万円の人は、最大で100万円までしか借りられません。

そういった決まりがあるのであれば、それ以上は借りれないから大丈夫!と思った方、>総量規制は貸金業法に定められている内容です。「貸金業法」で規制されるのは、消費者金融やクレジットカード会社などの貸金業者の貸付のみ。
貸金業者とは
財務局や都道府県に登録をし、業務としてお金を貸し付けている業者のこと。

具体的には、以下のような業者が貸金業者です。

  • 消費者金融
  • 事業者金融
  • クレジットカード会社
  • 信販会社
銀行は入っていません。また、総量規制は個人が対象なので、法人には関係ありません。

つまり、総量規制外である銀行や、信販会社のクレジットカードのショッピング枠(リボ払い含む)から借金をしている人は要注意!!総量規制の対象外となります。

気づかない間に、返済能力がなくなる=年収の1/3を超える借金に膨れ上がっている可能性があり、ヤバい状態であると言えます。

100万円の借金がある場合は、年収が300万円以下であるとヤバいと言えるでしょう。

総量規制があるのは、過度な借入を防ぐためです。総量規制がつくられた目的を確認しましょう。

  • 業者が過剰な貸し付けを行わないようにする
  • 利用者が借り過ぎて多重債務に陥らないようにする
過度な借入をしなくて済むよう、利用者を守るために制定されました。

総量規制に違反した業者は、行政処分の対象となります。

借入をした側への罰則はありませんが、返済の義務はあります。

総量規制を守らず、総量規制オーバーでも貸します!無審査でお金を貸します!などと案内している業者は闇金(ヤミ金)の可能性が高いです。絶対に手を出してはいけません。

ただし、貸金業者でない先からの借り入れ(総量規制対象外)や、総量規制の除外、例外があります。

貸金業者からの借入であっても、借りられないと困るなどの理由がある貸付については、総量規制の除外・例外の扱いとなり、年収の3分の1を超えても借りられる場合があります。

貸金業法の中で除外とされる貸付け例

  • 住宅ローン
  • 自動車ローン
  • 高額療養費
  • 有価証券が担保の貸付け
  • 不動産が担保の貸付け
  • 売却予定の不動産を売却することで返済できる貸付け
総量規制の例外貸付けの例

  • 顧客に一方的に有利な借換え
  • 借入残高を段階的に減らすための借換え
  • 緊急の医療費のための貸付け
  • 社会通念上必要な費用のための貸付け
  • 配偶者と合わせて年収の3分の1以下になる貸付け

総量規制にかかると、返済が難しくなったと考えるべきかもしれません。借金を減らすことを検討することも選択肢の一つとして入れても良いでしょう。

総量規制で融資できる金額が年収の3分の1までとされているのは、過去の経験を元にこの割合くらいまでなら返済が可能であると予想されるからです。そのため、総量規制は返済ができるかどうかを判断する目安となります。

総量規制にかかった時に「借金減額」について考えるべき目安はこちらです。

  • 総量規制の対象外の借入もあり生活が苦しい
  • クレジットカードのショッピングも多く利用している
  • 貸し剥がしの影響で返済に悩んでいる

総量規制に加え、生活が苦しい・返済が難しいと感じているかどうかがポイントです。

既に滞納している、今にも滞納しそう…損害遅延金が発生し、さらに滞ればブラック入り!

借金を滞納する、もしくは滞納しそうということは、既に返済能力以上のお金を借りているということにほかなりません。ヤバい状況です。

借金を滞納してしまうと、督促連絡が入り、損害遅延金が発生し、ブラックリストに登録され、そのまま放置していると一括請求、そして裁判、さらには財産差し押さえになってしまう可能性があります。

遅延損害金は返済期日の翌日から発生し、滞納が長引くほど増えていきます。遅延損害金の利率は通常の借金より高いケースが多く、借金はどんどん増えてしまいます。

督促連絡によって、「借金している」ことが家族や同居人にバレる、迷惑をかけてしまうなどの弊害が…

ブラックリストへの登録(信用情報機関に金融事故情報の履歴が残る)は、色々なデメリットがあります。

延滞から2週間後にまず、延滞を示す「Aマーク」をつけられる(この時点ではまだブラックではないが、各種ローンの審査に通りづらい状況になる)、そして遅延が2~3ヶ月続く(61日後頃~)「異動」という文言が書き込まれます。これがブラックという状態です。

ブラックになってしまうと、下記のような状況が一定期間(一般的には完済から5年)続き、生活に支障が出てしまいます。

  • クレジットカードの作成ができない、利用もできない
  • 住宅ローンやカーローンの審査にほぼ通らない
  • 各種ローンの新規契約ができない
  • 保証人になれない
  • 携帯電話代の分割払いなどの割賦契約ができない

滞納し続けると、一括請求の通知が届きます。ここで無視せず借入した業者に連絡をすることで、分割払いの対応に応じてもらえる可能性があるので、放置せずに必ず連絡を入れるようにしましょう。

それも無視していると借り入れ先から訴訟を起こされてしまうと、裁判所から支払督促通知が届き、異議申し立てをしない場合は、直ちに財産差し押さえの強制執行となってしまう可能性があります。(ただし、支払い督促通知が届いてから2週間以内に異議申し立てをする(督促異議申立書を提出する)こともできます。)

財産の差し押さえを強制執行された場合、会社に連絡が行く、周囲にもバレるといった最悪の事態を招くことになります。こうなる前に、借金を減らす」「借金の免除」など借金を根本的に解決するために動くことが大変重要になります。

借金することに負い目がなく習慣化してしまうと、どんどんお金を借りてしまい収拾がつかない金額になる可能性が!

100万円の借金をしている状況である場合、大金が必要だからと一気に100万円を借り入れしたタイプと、ちょっとお金がいる場合に数万円の借り入れをすぐにしてしまう(借金癖がついている)タイプでは、後者の方が要注意です。

借金が日常化してしまっていて、借金があることへのリスク意識が薄れてしまっています。危機感が薄れてしまっていると、どんどん借りてしまい、気づいたときいには借金が数百万にも膨れ上がり、返済できないやばい!となってしまう可能性があります。

100万円の借り入れに対しての返済管理が難しい

100万円の借金返済に対して、どういった計画のもと完済を目指しているかが明確であれば問題ないのですが、借り入れ期間が長かったり、複数の業者から借り入れしているという場合は、返済管理ができていない可能性があります。

返済できているように見えて、利息しか返せていない、実は1つの業者分については既に遅延しているなど、自分の状況が把握できていないままだと、新たに借金をしてしまってもっと状況が悪化してしまったり、実は完済は無理な状況であってもそれに気づけていないという可能性もあります。

収入と支出、そして借金返済の金額バランスをしっかりと把握し、返済計画を立てて管理していない中で、100万円の借金を抱えている場合は、危険が状況と言えるでしょう。

ヤバい状態である場合、そのまま放置していても何も状況は良くなりません。というかむしろどんどん悪くなってしまい、借金でどうにもならない生活になってしまいかねません。

まずは、自分の借金をこのまま返していけるのか、それとももう無理なのかをしっかりと見極め、無理である場合は、何かしら対策をしていく必要があります。

自分の借金が減らせるか?過払い金はないのか?などを調べてみましたか?

借金問題に困ったら専門家に相談するのがおすすめですが、その前に借金が減らせるかどうかを無料で調べることができます。

借金問題を解決するプロである専門家の、借金減額シミュレーター(借金減額診断)」を利用して、減らせる可能性・減らせる額などを確かめてみませんか!

借金減額シミュレーターで分かるのは、「債務整理をしたらいくら減らせるのか?」が主となります。どんな方法でいくらくらい減らせるか?の目安を知ることができますよ。

100万円の借金に対して自力返済が難しい状況にある方(今すでに返済がきつい方や、年収の3分の1以上借金がある方)は、利息のカットが見込める「任意整理」が適しているかもしれませんね。

※収支状況は人それぞれなので最適方法は異なります

ただし、自己判断は結果として「こんなはずじゃなかった」「債務整理しなければ良かった」などの後悔を生む場合もあるため、判断が難しい場合は、任意整理やその他の債務整理をするべきかどうかを、弁護士に借金相談してみてください。

借金問題の相談は無料!という事務所は結構ありそうです!敷居が高いと逃げ腰にならず、今目の前にある「借金に困っている」という状況を打破するため、是非相談してみてはいかがでしょうか。

100万円の借金を延滞したらやばい!起こり得る3つのリスクとは?

100万円の借金返済は、簡単なことではないかもしれません。毎月一定額を返済し続けなければいけないこともそうですが、借金が返せず滞納してしまったらますます状況は苦しくなってしまいます。

ここでは、100万円の借金を滞納してしまったらどうなってしまうのか、想定されるリスクを3つご紹介します。

リスク①ブラックリストに登録される

返済が2~3ヶ月程度または61日程度遅れると、ブラックリストに登録されます。実際にはブラックリストという表が存在しているわけではなく、個人信用情報機関に「異動」という事故情報が登録された状態です。

ブラックになると新規ローン審査に通らない、保証人になれないというデメリットがありますし、一定期間経過するまで削除されません。

延滞でブラックとなる期間については、どの信用情報機関でも5年を超えない程度の期間です。

ただし、個人再生や自己破産をした場合は信用情報機関により登録期間が異なります。

KSC 破産手続開始決定等を受けた日から7年を超えない期間
JICC 契約継続中及び契約終了後5年以内
※契約日2019/10/1以降
CIC 契約期間中および契約終了後5年以内

リスク②一括請求される

借金を滞納すると、期限の利益を失ってしまいます。

期限の利益とは

一定の期日が来るまで借金の返済を履行しなくて良いという権利。

借金をする際に毎月分割で返済が出来ているのは、期限の利益があるためです。延滞して期限の利益を失った場合、分割払いの権利もなくなるため返済残高に関して一括での返済を迫られてしまう恐れがあります。

高額な借金を一括で返済するのは難しいため、放置していればそのまま裁判、強制執行と進んでしまう可能性が高まります。

リスク③財産を差し押さえられる

滞納をして何も対策をしないまま放置すれば、最終的に強制執行が行われて財産を差し押さえられてしまう恐れがあります。

差し押さえられた財産は換金され、債権者へと分配されます。

強制執行で差し押さえられてしまう財産は、次の通りです。

  • 自動車
  • 貴金属
  • 土地
  • 建物
  • 預貯金
  • 給与

ただし、強制執行が行われてもその後の生活に支障が出ないよう、最低限の財産は保証されるようになっています。

民事執行法で差し押さえが禁止されている「差押禁止財産」を挙げてみましょう。

  • 生活に必要な衣服、寝具、家具、建具など
  • 1カ月の生活に必要な食糧や燃料
  • 実印や職業に必要な印鑑
  • 仏像や位牌
  • 勲章
  • 義手や義足
  • 発明や著作に係るもので未公表のもの
  • 仕事に必要な器具や道具
  • 給与の4分の3

主な差し押さえ対象となるのが、給与です。給与は4分1もしくは33万円を超える部分が差し押さえ対象となり、当然ですが会社にも差し押さえの事実が知られてしまうことになります。

持ち家であれば強制執行で自宅を手放すことにもなりますので、そうならないよう早めに対策することが大切です。

借金100万円を返済するためにやっておきたい5つの準備

借金100万円を返済するためには、あなたの借入についての「現状を把握すること」がとても大事です!やっておきたい準備についてご紹介します。

準備1:原因を客観的に把握する

なぜ100万円の借金ができたのか、原因を客観的に把握すると根本的な解決につなげることができます。

  • 贅沢のため:我慢することも可能
  • 生活上必要だった:改善できる部分が無いか探せる
  • 環境に問題がある:環境を変えるなどの対策ができることも
  • ギャンブル(パチンコで借金など)・キャバクラ・ホスト通いなど:行かなくて済む方法を検討できる
使うお金が減ると、返済に回せる金額が増えます。

準備2:借金の状況を整理する

借金の状況がはっきりすると、あららめて返済について意識できるようになります。

  1. どの金融機関から借り入れをしているか
  2. 何件借り入れをしているか
  3. 借り入れ額
  4. 金利
  5. 月々の返済額
  6. 返済日
複数の借り入れをしている場合は、それぞれについて借り入れ金額・金利・返済額・返済日を書き出しましょう。

自分でも状況がわからなくなってしまった場合に、確認する方法もあります。

  • 残高や月々の返済額がわからない → ATM・会員サイト・明細書・契約書・電話などで確認する
  • 借り入れ先がわからない → 個人信用情報機関に開示を依頼する

準備3:収入と支出を把握し月々の返済可能額を出す

返済可能な金額を知るために、生活費を把握しましょう。節約できる部分がないかも併せて確認してみてください!

【チェックすべき固定費】

  • 住居費
  • 光熱費
  • 水道費
  • 食費
  • 衣料品費
  • 医療費
  • 交通費
【流動費】…わかる限り書き出します。

  • 家・車の購入
  • 予期せぬ通院や入院
  • 娯楽
  • 旅行
  • 必要最低限以外のアクセサリーや衣類

生活費が計算できたら、月々の予算を組みます。収入から予算を引くと返済可能な金額がわかるので、その額を確実に返済に回しましょう。

(収入-生活費)で借金返済に回せる額が決まるため、生活費を節約したり見直すことで、返済に充てられる費用を増やすことができます!

準備4:返済計画を立てる

毎月の返済額がわかったら、業者ごとの返済額を決め返済計画を立てます。

【返済計画を立てる際の注意点】
それぞれの業者の最低返済額を下回らない。早く完済できる業者があれば、それ以降はその金額を別の業者の返済に回す。

準備5:自動的に返済する仕組みを作る

確実に借金を減らすために、自動的に返済する仕組みを作りましょう。

口座振替で返済をして、自動的に引き落としてもらう仕組みがてっとり早いです!手元にお金を置かないことで、効果が出ます。

効果的に借金返済を進めるコツをまとめてご紹介!

借金の返済を効果的に進めるコツを、まとめて確認しましょう。

借金の「元金」や「利息」を減らすことはもちろん、合法的な借金減額の救済措置である債務整理について紹介します。

元金を減らして返済負担を減らすコツ

業者に決められた額の返済だけでは、利息分の支払いが多く元金がなかなか減りません。

元金を減らすコツは、決められた額以上返済することです。

  • 繰り上げ返済
  • ボーナス払い

生活費が足りなくならないよう計算しながら、できるだけ多めに返しましょう。

利息を減らすコツ

100万円の借金だと利息もかなりつくので、利息を減らすだけでも負担は減ります。

  • 親・親戚から借りて業者に返済:無利息で返済できる
  • 金利が高い借り入れ先を優先:利息負担を少しでも減らす
  • 残高の少ない借り入れ先を優先:借り入れ先を減らせる
  • 利息の少ない借り入れ先に借金一本化でまとめる(おまとめローン)

誰かから借りた場合は、必ず返済をするよう気をつけましょう。

リスケや商品の見直しなどで返済を進めるコツ

業者との交渉や商品の見直しで効果的に返済を進めるコツについて、確認しましょう。

やり方 特徴
リスケジュール(リスケ・返済猶予) 返済期間を延ばしてもらい月々の返済額を減らす
借り入れ先への返済条件の相談 返済プランを見直してもらえることも
おまとめローンの利用 複数の借金をまとめる
返済の管理が楽になる
新たに融資を受けることはできない
返済意思はあるけれど返済が難しいことを業者に伝えると、返済期間を延長してもらえたり、金利の引き下げなど返済しやすいプランに変更してもらえたりする場合もあります。
おまとめローンとは?
複数業者からの借り入れを一社にまとめて、借金一本化ができるローンです。
返済先が1つになることで、返済日や返済金額の管理がかなり楽になります。

前よりも金利の低い商品を選ぶことで、利息の負担を減らせる場合もありますが、逆に返済期間が長引いてしまい支払い総額が増えてしまった…という場合もあるので、しっかりと検討することが大事です。

ただし、月々の返済額を抑えて負担を減らすと、返済期間が長くなって利息が高くなる場合もあるので、注意が必要です。

こういった方法でも先が見えない…100万円もの借金をすぐどうにかしたい、延滞してしまいそう、すでに延滞していて取り立てがやばいという場合は、借金を根本的に解決できる法的手続きを取る方が良いかもしれません。

怪しい方法ではない、国が認めている借金救済のための制度である「債務整理」についてここから見ていきましょう。

100万以下の借金でも債務整理が可能な場合も!方法と注意点

債務整理」は、今抱えている借金を「減らしたり」「ゼロにしたり」を合法的にしてもらえる制度です。

いくら減らせるか?無料で簡単な、借金減額診断を試すことで確認できますよ。

債務整理には、任意整理個人再生自己破産過払い金返還請求などの手続きがありますが、それぞれにメリットデメリットがあります。

100万円の借金で債務整理をしたけど、デメリットについて把握しきれていなくて後悔…やってもあまり意味がなかった…やらない方が良かった…という意見もあり、自分の借入状況や返済状況により、最も適した手続きが変わるため、専門家への相談が大事になってきます。

まずは、借金減額シミュレーターで、自分の借金が減らせるかどうかを目安として知ることからスタートしてみましょう。

また、専門家への相談はどこがいいのか迷われた場合は、下記記事で債務整理におすすめの事務所を確認してみてください!

借金100万円を完済できる人の特徴

債務整理は高額の借金を対象としているため100万円以下では難しいのは事実ですが、認められることもあります。

  • 収入
  • 財産
  • 年齢
  • 技能
  • 家族状況

これらを見て、必要であると判断されれば債務整理も可能です。

100万円の借金を完済できるかどうかには、収入も関係します。

  • 年収300万円を超えていて収入が安定している
  • 元金や利息をきちんと把握している
  • 返済する強い意志を持っている

これらが100万円の借金を完済できる人の特徴です。当てはまらない場合、債務整理の検討も必要です。

100万円の借金に向いている債務整理の種類と特徴

債務整理には、下記のような手続きがあります。

  • 任意整理:利息をなくし、残りの借金を3~5年で分割返済することで返済負担を減らす
  • 個人再生:利息だけでなく元金も含めた借金の総額を1/5程度まで圧縮し、残りを3年~5年で分割返済する
  • 自己破産:借金全てをなしにできる

この中で、借金100万円の完済が難しい場合におすすめの手続きは、「任意整理」と「自己破産」です。

債務整理には、借金いくら以上あればできるというような決まりはないですが、任意整理は100~200万円程度の借金の方におすすめの手続きです。

任意整理では過払い金が発生しているときを除いて元金はカットできず、基本的にカットできるのは将来利息です。リボ払いなど利息の大きい借金の減額には特に効果があります。

費用も他の債務整理に比べて安いので、費用倒れする心配もないでしょう。

自己破産はすべての借金を0にできる手続きで、100万円の借金はすべて返済する必要はなくなります。さまざまなデメリットはあるものの100万円の借金がチャラになるメリットは大きいでしょう。

20万円以上の価値がある家や車など一定の財産は失いますが、すべての財産を没収されるわけではありません。

生活する上で最低限必要な現金や預貯金、新たに得た収入、家具、家電などは手元に残せるので、すぐに生活できなくなることはないでしょう。自己破産しても生活を立て直し、人生をやり直すことはできます。

個人再生は100万円未満の借金については最低弁済額が100万円となるため、借金の圧縮が難しいです。時間とお金も要するため、すぐに借金問題を解決したいという方にも不向きです。

方法 メリット デメリット
任意整理 将来的な利息と遅延損害金がカット
財産は処分しなくていい
過払い金があれば借金が減額できる
3年で元金を支払える収入が必要
元金は減額できない
借入業者が交渉に応じてくれず減額が成立しないこともある
ブラックリストへ登録
自己破産 借金が全額免除される
人生のやり直しがしやすい
一定額以上の財産を没収されてしまう
手続き中に制限される職業や資格がある
裁判所に認められないと成立しない
官報に掲載
保証人に請求が行く
ブラックリストへ登録

いずれの場合もブラックリスト入りするので、一定期間借り入れやクレジットカードの利用ができません。

借金問題を相談するならココ!おすすめの弁護士・司法書士事務所

借金が100万を超えてしまった、これからの借金返済が不安だ、そんな方は早急に債務整理を得意とする弁護士・司法書士事務所に相談することが大切です。

弁護士費用の工面のしかた

債務整理をするには専門家の力が必要なので、弁護士費用がかかります。

任意整理の弁護士費用の相場(※事務所によって異なる)
  • 着手金:1社当たり2万円程度
  • 報酬金:1社当たり2万円程度
  • 減額報酬:10%~15%程度
  • 過払い報酬:20%~25%程度

100万円以上の借金なら、費用を払っても任意整理をするメリットの方が大きい可能性が高いと言えます。

自己破産の弁護士費用の相場(※事務所によって異なる)
  • 着手金:20万円~40万円程度
  • 成功報酬:20万円~40万円程度

自己破産の場合、費用によってはあまり効果が期待できないこともあるので注意が必要です。
費用が工面できない時には、次のような方法もあります。

方法 特徴
民事法律扶助制度の利用 費用の立て替えや費用が安くなる効果がある
弁護士事務所への相談 分割払いにしてもらえることも
弁護士事務所の選び方の工夫 初期費用不要の事務所を選ぶ

ここでは、おすすめしたい5つの事務所を紹介します。

差有無整理の相談実績が43万件以上の弁護士法人 響

弁護士法人 響は、債務整理の問い合わせや相談実績が豊富であり、スムーズな交渉が可能な弁護士事務所です。

今までのノウハウから、相談者に最適な解決策を提案。他にも次のようなメリットもあります。

  1. 女性スタッフの対応が可能
  2. オンライン相談にも対応
  3. 全国対応
  4. 24時間土日祝日も受付
  5. 相談は何度でも無料

会社概要はこちらです。

住所 (西新宿オフィス)東京都新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワー14階
電話番号 0120-531-022
営業時間 9:00~18:00(土日祝休み)
※電話は24時間365日対応

全国で過払い金返還業務の相談会を実施する渋谷法務総合事務所

渋谷法務総合事務所は債務整理、過払い金返還などの借金問題にも対応している司法書士事務所です。

債務整理に関する事務所の特徴は次の通りです。

  1. 全国で相談会を実施
  2. 借金専用相談窓口あり
  3. 任意整理後の返済についてもサポート
  4. ホームページに解決事例を掲載
  5. 相談料無料

任意整理をすると、減額された金額について月々返済を行うことになります。渋谷法務総合事務所では、減額された返済額を事務所に振り込むことで返済を代行してくれるので、債権者が複数いる場合でも手間がかかりません。

会社概要もチェックしておきましょう。

住所 東京都渋谷区東2丁目22-14 ロゼ氷川6階
電話番号 0120-553-052
営業時間 10:00~18:00(土日祝除く)

債務整理後も完済までサポートするアヴァンス法務事務所

アヴァンス法務事務所は16年で34万件以上の相談実績を持つ司法書士事務所です。債務整理後の生活を考えた上で、相談者に合った提案を行います。

アヴァンス法務事務所の特徴は次の通りです。

  1. 債務整理後の支払い・管理を代行
  2. 再交渉にも対応
  3. 債務整理の進捗状況をWeb上で確認可能
  4. 女性専用ダイヤルあり
  5. 公式サイトに解決事例集あり

アヴァンス法務事務所は、債務整理手続きが終わった後もアヴァンスが返済を一括で管理するアヴァンスアシストサービスを提供しています。債権者とのやり取りも行ってくれるため、精神的な負担が少ない状態で返済することができます。

また、再び返済が苦しくなった場合の再和解交渉にも対応。任意整理で再和解が困難となれば、個人再生や自己破産の提案も行います。

会社概要はこちらです。

住所 (大阪本店)大阪市中央区北浜2丁目2-22 北浜中央ビル3F
電話番号 0120-964-564
営業時間 平日 9:30~21:00
土日祝 10:00~18:00

債務整理専属チームによるサポートが受けられるサンク総合法律事務所

サンク総合法律事務所は、債務整理・破産手続き・再生を主に取り扱っている弁護士が在籍しており債務整理に対して専属チームで対応。営業時間は平日9:30~18:30ですが、時間外の対応も相談により対応可能です。

サンク総合法律事務所の主な特徴は次の通りです。

  1. 女性弁護士在籍
  2. 借金減額診断あり
  3. 債務整理特設サイトを運営
  4. 借金減額診断あり
  5. 相談無料

また、費用が分割払いできるのもメリットだと言えるでしょう。

会社概要はこちらです。

住所 東京都中央区八丁堀4-2-2
UUR京橋イーストビル2階
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匿名可能な借金減額診断を用意している弁護士法人 ユア・エース

ユア・エースは各案件に対して専門チームで対応し、迅速で早期の解決を目指す弁護士事務所です。

ユア・エースの特徴を挙げてみましょう。

  1. 全国対応
  2. 24時間365日相談を受け付け
  3. 相談無料
  4. 借金減額診断可能
  5. 闇金業者と闘ってきた実績もある

ユア・エースは借金返済に関する特設サイトを用意しており、そこでは借金の減額診断を無料・匿名で利用することが出来ます。

また、債務整理についての記事が多数掲載されているのも魅力です。

会社概要はこちらです。

住所 東京都中央区日本橋堀留町2-3-14堀留THビル10階
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自力で100万円を完済したい!日々の生活に節約術を取り入れて!

100万円の借金は日々の少しずつの積み重ねの結果できていることが多いので、生活を見直すこともとても重要となります。

生活の見直しで節約する方法

固定費や日頃のお金の使い方を見直すことで節約をする方法について、ご紹介します。

  • 携帯電話(スマホ)のプランを安いものにする
  • 保険を解約する
  • できるだけコンビニに行かない
  • 外食を控え自炊にする
  • 手数料がかかるATMを使わない
  • 電気やエアコンのつけっ放しや温度調整に気をつける
  • 自転車移動が可能な距離であれば、公共の交通機関は控えて自転車にスイッチする

物を買う時の考え方を変える

買い物をする場面で支出が増えるので、考え方を変える方法も有効です。

  • クレジットカードを持ち歩かない
  • 欲しいものではなく必要なものに絞って買う
  • ステンレスマグを持ち歩いてコンビニで飲み物を買わない

衝動買いをせず、必要なものかどうかを考える習慣をつけましょう。

借金の公言やブログ運営

人の目があると、無駄遣いはしにくいものです。

  • 周りの人に借金の完済を宣言する
  • ブログを運営し状況を知らせる

ブログは、やり方によっては収入につなげられることもあります。

環境を変える

環境を変えることも、状況の好転に役立つことがあります。

  • 引越しをする
  • 実家に戻る
  • 派手なお金の使い方をする友達とは付き合わない

費用があり、家賃が安い場所に移動できるのなら、引っ越しも効果的です。

収入を増やす方法も考えて

支出を減らすのと合わせて収入を増やすと、さらに効果的です。

  • 副業をする
  • 不要な物を売却する

継続的な収入を増やすことも視野に入れてみましょう。もし会社勤めをされている場合は、副業可でWワークできるか確認してみてください。残業代の請求なども検討しましょう。

また、売ってお金に換えられるものを売却するのも一つの方法です。この機会に断捨離などもいいかもしれませんね。

「いつか使うかもしれない」と大切に取っているものはありませんか?ここ最近ずっと使っていないというものは、無くても不自由していないということなので、無くてもきっと支障ない可能性が高いです。

生活苦であるなら、少しでも足しになるものはお金に変えてしまう方が良いかもしれません。

ただし、大切な物や思い入れのある物は別。それが本当に自分にとって必要かどうかをしっかりと見極めて判断しましょう。

自分を追い詰めないことも大切!

節約ばかりに目を向けると苦しくなって続かなくなるので、自分を追い詰めないための工夫も大切です。

工夫の例 内容
節約を楽しむ 安い材料で美味しい料理を作る
今よりも安くて美味しい商品を探す
目標を持つ 借金を返し終わった後の生活をイメージする
やりたいことを考える
ストレス発散法を考える お金のかからない場所に出かける
小額の貯金をしてスイーツやお酒などを楽しむ

時に楽しみながら借金の返済を進めることで、モチベーションを維持することができます。

「借金100万円」についてよくある質問まとめ

借金が100万円ある状況において、よくある質問をまとめました。

借金が100万円を超えたらやばいのはどんな状況の人?

借金が100万円を超えてやばいかどうかは、個人の状況によって変わります。今ある借金が借金返済のための借金で自転車操業状態であったり、年収の3分の1を超えた額であったりするのであれば、それは危ない状況です。

返済状況を把握できていない、借金になれている人も、今後ますます借金を増やしてしまう恐れがあります。

「借金がやばい」という状況は、いつまでも完済できない、毎月の返済が苦しい、先が見えない、生活に支障が出るといったものです。1つでも当てはまるのであれば、早めに専門家に相談するようにしましょう。

100万円の借金でも大したことない人はどんな人?

借金を100万円抱えていたとしても、年収の3分の1に満たず毎月問題なく返済出来ている人、新たに借金をする予定がない人にとっては大きな問題にはならないかもしれません。

ただし、100万円の借金を返済する中で新たな借金が必要になったり、収入が下がって返済が苦しくなったりすればそれは危険な状況です。

専門家に相談し、債務整理などの方法を検討しましょう。

100万円の借金を返済するのにどのくらいかかる?

100万円の借金を返済する期間は、利息や毎月の返済額によって異なります。利息15.0%で毎月3万円ずつ返済した場合は3年8ヶ月、毎月5万円ずつ返済しても2年もの期間がかかってしまいます。

毎月の返済額が多ければ返済期間は少額になりますが毎月の負担は大きくなるので返済し続けられない恐れも出てきます。

一方、月々の返済額が少額になれば利息の負担が大きくなり、いつまでも完済できない状況に陥りかねません。

借金100万円を自力で返済することはできる?

100万円の借金を抱えていても、自分で返すことができる場合もあります。家計を見直して支出を減らす、副業で収入を増やすのも、返済するための手段となるでしょう。

借り換えや一本化などで利息を下げることでも、返済負担を下げることができます。

ただし、返済に追われて生活が苦しくなっているのであれば自力での返済は厳しいかもしれません。債務整理を行うことも視野に入れ、専門家に相談してみることをおすすめします。

100万円の借金を抱えることのリスクは?

100万円の借金がある人には、以下のリスクが考えられます。

  • 利息ばかり返済することになり元金が減らない
  • 借金への抵抗がなくなる
  • 延滞してブラックになる、強制的に差し押さえられてしまう
  • 家族や会社に借金のことがばれてしまう

借金が返せなくなれば家族や会社にばれる可能性が高まります。滞納をすればますますその可能性は高まるので、借金が膨らまないうちに対策を講じることが求められるでしょう。

借金100万円を完済するコツは状況の把握と返済の進め方に工夫を!

借金100万円を返済するためには、まず借金の状況を把握することが大切です。

元金を減らす・利息を減らす・返済期間をへらすなど工夫しながら返済の進め、完済を目指しましょう。

日々の生活の中で、できること節約なども積み重ねていくことで、より完済が現実化してくるでしょう。

ただ、収入や借り入れ社数、今後の状況によっては、専門家に相談しておく方が困っていることの根本から立て直すことに目を向けてもらえます。

どうしても返せない…と困っている場合は、弁護士や司法書士に相談して債務整理も検討しましょう。

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