日本旅行はJR西日本の183系(旧485系)引退を記念し、旅行商品「なつかしの北近畿号の旅」を発売する。

往年のヘッドマークを掲出して走る183系「なつかしの北近畿」号(イメージ)

JR西日本福知山支社の協力を得て、3月16日のダイヤ改正で定期運用を離脱する183系による大阪~城崎温泉間の臨時特急「なつかしの北近畿」号を運行し、これに乗車するツアーとなる。出発日は3月30日または31日を予定している。

「なつかしの北近畿」号には、こうのとりをあしらった往年の特急「北近畿」のヘッドマークを掲出するほか、車内ではオリジナルグッズの販売も行われる。

今回のツアーでは、片道のみ乗車する日帰りプランと、行き帰りともに乗車する1泊2日プランを用意。旅行代金は日帰りプランが8,800~1万3,500円、1泊2日プランが1万9,300~2万9,800円。旅行代金には、記念乗車証とヘッドマークデザインの記念キーホルダー、記念弁当の代金が含まれる。1泊2日プランで参加する場合のみ、287系特急「こうのとり」チョロQが参加者1人につき1個プレゼントされる。予約は日本旅行大阪予約センターまたは日本旅行グループ全国各支店にて、3月6日午後3時より受け付ける。

特急「北近畿」は1986年、新大阪~城崎温泉間で運行開始。当初使用されていた485系交直流電車は、後に直流電車となり183系に編入された。2011年3月のダイヤ改正で特急の愛称が「北近畿」から「こうのとり」に変更された後も、183系(旧485系)は「こうのとり」をはじめとする特急列車の一部列車で活躍を続けてきたが、381系や新型車両287系などによる置換えが進み、今年3月16日のダイヤ改正にて全車が定期運用を離脱。今回のツアーがJR西日本183系の最後の花道となる予定だ。