最古のペーパークラフト機関車(約1/20) 写真:鉄道博物館

鉄道博物館は3月9日~6月10日、第5回コレクション展「模型でたどる鉄道史~1号機関車から"スーパーこまち"まで~」を開催する。

収蔵の車両模型を一堂に展示、紹介する

同館は、明治期に製作されたといわれる最古の車両模型や鉄道会社の新車投入にあわせて製作された車両模型、博物館の展示資料用として実写図面をもとに製作された車両模型など、200両近いコレクションを収蔵。これらの多くは、実車の特徴を最大限に表現するため、細部まで忠実に再現された縮尺1/10や1/20の大形模型となっているという。

同展では、開館以降未公開であったものも含め、館内に収蔵している車両模型を一堂に展示し、多くの車両模型を間近で見られるようにする。また車両の特徴や仕組み、歴史的変遷などをわかりやすく理解できるように紹介するという。

おもな展示内容は、縮尺1/10や1/15など全長が2メートル近くにもなる、特に大きな模型を展示する「特大模型から見える世界」。車両模型を車種別の5つのゾーンに分け、時代ごとの代表的な車両模型を紹介する「模型でたどる車両の軌跡」。「精密模型ができるまで」では、3月から秋田新幹線・東京—秋田間において"スーパーこまち"として営業運転が開始されるE6系新幹線電車の、模型が完成するまでの製作過程をパネルや映像で紹介する。

200系新幹線電車(縮尺1/20) 写真:鉄道博物館

開催期間は3月9日~6月10日。会場は、鉄道博物館2階 スペシャルギャラリー1(埼玉県さいたま市大宮区大成町3-47)。料金は、一般1,000円、小中高生500円の入館料のみで見学可能。その他、詳細は同館Webページで確認できる。