大林組と子会社の大林不動産は2月18日、複合施設「oak omotesando(オーク表参道)」の開業日を4月4日に決定したことを発表した。
世界に向けた、表参道の新しいランドマークを
同施設は、東京・表参道のハナエ・モリビル跡地にオープン。地下2階地上9階からなる複合施設で、1・2階には海外高級ブランド「エンポリオ アルマーニ 青山」、「コーチ表参道」、「ネスプレッソブティック 表参道店」、「スリードッツ青山店」が出店する。
外観は、大林組と丹下都市建築設計の共同デザインで、表参道のケヤキ並木や近隣建物との調和に配慮がなされた造り。中央を通るパサージュの南側緑地には、ビル名の由来である柏(オーク)を植樹している。
エントランスホールから2階カフェへと続く空間は、現代美術作家・杉本博司氏がデザインした。最深部の天井から、数理模型「窟竟頂(くっきょうちょう)」が下げられているが、これは神殿的空間における御生体の役割をはたしているという。ファサードライティングは、豊久将三氏によるLED照明器具を使った環境配慮型の設計を取り入れた。
また、杉本氏が設計、料亭金田中がプロデュース・運営するカフェ「茶洒 金田中」も出店する。
同施設はアートと環境が融合し、日本の最先端技術とデザインが共創された新しい商業施設として、世界に向けた新たなランドマークとなることを目指すという。