1993年から1994年まで「週刊少年ジャンプ」で連載されていた漫画『究極!! 変態仮面』が、俳優・小栗旬を脚本協力、『勇者ヨシヒコ』シリーズなどで知られる福田雄一を脚本・監督に迎え、映画『HK 変態仮面』として映像化されることが14日、明らかになった。
同作は、ドMの刑事とSM女王様の間に生まれた紅游高校拳法部員・色丞狂介(しきじょう きょうすけ)を主人公に展開。同じクラスで、一目惚れをした転校生・姫野愛子が銀行強盗の人質に巻き込まれた時、狂介は覆面を被って強盗を倒そうとするが誤って女性用のパンティを被ってしまう。その瞬間、狂介は経験したことのないエクスタシーを感じ、父と母から受け継いだDNAによる変態の血が覚醒。人間の潜在能力が100%引き出された超人・変態仮面へと変身する。
この超個性的なヒーローを演じるのは、俳優・鈴木亮平。過去には小栗旬が初めて監督を務めた『シュアリー・サムデイ』(2010年)にも出演したこともあり、小栗の「亮平以外には考えられない!」という熱いラブコールによって出演が決まった。鈴木は変態仮面を演じるために、体重を15kg増量し1年間かけて肉体美を作り上げた。鈴木は今回の役を演じることに「とても光栄に感じています」と喜びながらも、「『週刊少年ジャンプ』を代表する作品ということもありプレッシャーは甚大」と胸の内を明かす。それでも、「一切の妥協を排した変態仮面をお見せできるよう、この一年間肉体と精神の準備を重ねてきました」と並々ならぬ覚悟で臨んだことを伝えた。
一方、ヒロインの姫野愛子には、テレビ朝日系列の『仮面ライダーフォーゼ』でもヒロインを演じ、人気急上昇中の女優・清水富美加。その役柄については、「THE清純派でかわいい人気者って私が演じて良いのかー? って抵抗あったんですけど」と多少の戸惑いはあったものの、「女の子女の子した子はこんな感じ! と喋り方や仕草を気にしながらやるのは面白かったです」と持ち前の勘の良さで演じきった。また、現場で初めて"鈴木亮平の肉体"と対面した時のことを、「ごめんなさい、ほんとに良い体で、気分はエクスタシー ! でした」と思い返しながら、「愛子という役で、この体に守られるのかと思ったら、テンションあがりました。鈴木さんはお弁当を持参していたり休憩中にダンベルを持っていたりしていたのですごい! 努力の賜物なんだ! すごい! 役者魂だ! と、見惚れておりました」と俳優・鈴木亮平にぞっこんの様子だった。
映画『HK 変態仮面』は4月6日より新宿バルト9で先行公開され、4月13日に全国公開を迎える。
(C)2013「HENTAI KAMEN」製作委員会