小林製薬はこのほど、「2013年 『花粉症』に対する生活者調査」の結果を発表した。
同調査は、花粉症発症者の花粉症対策の実態に加え、花粉症未発症者の花粉症に対する意識などについて調査したもの。本格的な花粉症シーズンに先駆け、2012年12月21日~23日、10代から60代の男女412名を対象にインターネット調査にて行われた。
花粉症歴が6年以上の人は、7割近く
花粉症歴が10年以上の人は49.0%、6年以上も含めると全体の69.9%と高い値を示した。
また、花粉症歴が長い人(6年以上)の6割が「花粉の飛散状況によって対策方法を変えている」と回答。花粉飛散のピーク時には、半数近くの人(49.1%)が「洗眼」、4人に1人(25.0%)が「鼻うがい」をしており、鼻や目から入る花粉を洗い流したいというニーズがうかがえた。
花粉症発症者の4割は「鼻うがい」を経験している
「鼻うがい」を知っている人は71.4%。経験者はその内の4割強という結果に。鼻うがいをしたことがない理由については、「痛そう」(78.3%)がもっとも多い反面、「効果がなさそう」と答えた人は2.4%となり、「鼻うがいの有効性」については多くの人が理解していることもわかった。
7割が将来花粉症になる可能性があると考えている
花粉症未発症者で、自分もいつか花粉症になると考えている人は67.0%という結果となった。また、8.0%が「1年以内」、8.7%が「2年後」、13.8%が「3年後」と回答し、直近での発症を想定している人も多いことがわかった。
7割が友人・知人に対して気遣いたいが、「何をしていいかわからない」
花粉症の友人・知人に対し、気遣う気持ちは持っているものの、67. 0%の人が何をしていいかわからないと回答し、戸惑う気持ちを見せている。また、花粉症を理由に会社・学校を休むことに関しては、7割の人が理解できると回答し、理解が進んでいる実態がうかがえる結果となった。