JR九州が運営する九州鉄道記念館(福岡県北九州市)では、19・20日の2日間限定で、肥薩線人吉~吉松間で運行している普通列車「いさぶろう・しんぺい」を展示する。

肥薩線人吉~吉松間の山岳区間で活躍する「いさぶろう・しんぺい」

同列車は、標高差約430mという肥薩線の山岳区間を1時間強で走り抜ける観光列車。途中、スイッチバック(前進と後退を繰り返しながら坂を上る)のある真幸駅や、ループ線の中にスイッチバックがある日本唯一の駅・大畑駅があることから、鉄道ファンや観光客から人気を集めている。「いさぶろう・しんぺい」の名は明治時代の鉄道の偉人にちなんだもので、吉松行を「いさぶろう」、人吉行を「しんぺい」と呼んでいる。

展示日時は19日が13:00~16:30、20日は9:00~16:30。観覧・撮影には九州鉄道記念館の入場料が必要。なお、列車の運行状況などで展示を急遽中止する場合もあるとのこと。