映画『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼMOVIE大戦アルティメイタム』の大ヒット御礼舞台あいさつが23日、東京・新宿バルト9で行われ、新たに登場する仮面ライダービーストを演じる俳優、永瀬匡(ながせたすく/19歳)が初お披露目された。
舞台あいさつには、操真晴人/ウィザード役の白石隼也と、仁藤攻介/ビースト役の永瀬が出席したほか、観客席にウィザードやフォーゼ、ビーストが乱入。ウィザードの変身ベルトやウィザードリングを身に着けた子供たちが大きな歓声で彼らを出迎えた。今回の舞台あいさつは週末観客動員数ランキングで初登場1位を獲得したことを記念に開催され、これで劇場版『仮面ライダー』は7作連続で初登場1位に輝いている。
子供たちの「隼也ー!」コールに包まれる中あいさつを始めた白石は「朝からこんなにたくさんの人が来てくれてうれしいです」と笑顔で答え、初お披露目となった永瀬は「だいぶ緊張しています」と現在の心境を語る。また、映画の公開初日と2日目に東京・大阪で舞台あいさつを行ってきた白石は「お面や指輪、ベルトをしてきてくれる子供たちを見て、本当に泣きそうになりました。」と当時の想いを振り返る。また、観客から声援を受けて少し落ち着きを見せた永瀬は、テレビ版の予告編に登場した仁藤攻介について解説。「実はマヨネーズをめっちゃ回す男でマヨラーなんです」と話すと、白石は「冬場の撮影はいいんですが、夏場はマヨネーズがあったまってるんじゃないかと心配しました」と述べ、会場の笑いを誘っていた。
そして、2013年1月6日(日)のテレビ放送にて初登場する『仮面ライダービースト』は、フォーゼで言うところのメテオのようなライバル的存在になるという。ようやく仁藤攻介として出演できることになった永瀬は「本日が解禁日だったので、それまでブログなどで隠すのが大変でした。でも、もうこうして(白石の)隣にいていいんだと思うと、今はとても幸せです」と笑顔を見せ、観客から大きな拍手が巻き起こった。さらに『仮面ライダー』と言えばクウガやアギトの印象が強いという永瀬は「今の子供たちが大きくなって、好きなライダーを尋ねられた時、ウィザードやビーストと答えてくれるようなライダーになりたいと思います」と感慨深げに語っていた。そのほか、今後のウィザードの展開について述べようとした白石に対し、永瀬が「みなまで言うな!」と遮断。突然、指でっぽうの打ち合いが始まるという息の合ったショートコントを披露し、観客から大きな拍手が巻き起こっていた。
現在公開中の『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼMOVIE大戦アルティメイタム』は、テレビ朝日系ほかにて放送中の『仮面ライダーウィザード』の劇場版。歴代の仮面ライダーたちが敵と戦う"MOVIE大戦"の第4作目であり、ウィザードと前回放送されたフォーゼの面々が共演するほか、原作者・石ノ森章太郎のキャラクターである美少女仮面・ポワトリンやイナズマンらも登場する。ストーリーは、復活した3人の悪魔・アクマイザーによる地上征服計画を阻止するため、ウィザードやフォーゼ、ダブル、オーズら歴代ライダー8人が力を合わせて怪人軍団に立ち向かう姿が描かれる。