「井浦新 空は暁、黄昏れ展」

神奈川県・箱根の「彫刻の森美術館」は、俳優・井浦新さんの撮影による2013年カレンダーの発行を記念して、同氏の写真活動を紹介する展覧会「井浦新 空は暁、黄昏れ展」を、12月22日から3月3日まで開催。同館の本館ギャラリーが会場となる。

同展では、同氏が今まで撮りためた写真や、カレンダー撮影のために当館の風景を納めた写真、箱根を含めた自然や文化、風土、歴史を撮影した写真を3つのセクションにわけて展示。また、同氏のアイデアで構成した、五感で感じる写真展会場を構築する。

ギャラリー入り口のガラス面には、箱根旧街道の石畳の写真を展示。石畳の写真は1階展示室の床面にも貼りめぐらし、同氏の考える「新・富嶽シリーズ」や、箱根のさまざまな祭りや自然を納めた写真のほか、床一面を使った巨大な作品を展示する。

中2階展示室は、モノクロームの部屋となり、小田原ぢょうちんをはじめ、和紙を使った作品などを展示。2階展示室は"映画館"をコンセプトにし、展覧会に向けての撮影を追ったドキュメンタリー映像と、同氏が撮り続けた写真をスライドショーで投影する。

開館時間は9時から17時まで、入場料は一般1,600円、65歳以上1,100円、大学生・高校生1,100円、中学生・小学生800円。詳細は、同館公式ホームページで確認できる。