左「就職情報サイトのオープン前に、就職活動の準備をしているか」、右「なぜ早い段階で就職活動の準備をしようと思ったか」

出版事業などを行っているマイナビは、2014年卒業予定のマイナビ全会員を対象とした「2014年卒マイナビ大学生広報活動開始前の活動調査」の結果を発表した。調査期間は11月13日から11月29日、回答数は4,714名。

約8割の学生が12月以前から就職活動準備

広報活動開始が12月1日となって2年目の、2014年卒の学生の活動を見てみると、12月以前から就活の準備をしている学生の割合は、ほぼ前年と変わらず約8割(80.5%、前年比0.8ポイント増)だった。

また、準備をしようと思った理由も前年同様「就職活動への不安や焦りから」の65.5%(前年比1.2ポイント減)が最多となっている。

「早い段階で就職活動の準備をした人は、いつ頃から行ったか」

準備開始時期は、9月から10月が4割強(43.9%)、11月が3割強(30.7%)と、こちらもほぼ割合は変わっていない。

就職活動12月スタートについては「プラスに捉えている」が多数派

「就職活動の開始時期が12月になったことを、どのように捉えているか」

就職活動の開始時期が12月になったことについては、初年度だった前年は「マイナスに捉えている」の割合が若干高かったが、本年度は「プラスに捉えている(26.3%)」と、「どちらかといえばプラスに捉えている(41.8%)」の合計が68.1%(前年比23.2ポイント増)になり逆転している。

「業界研究」「仕事研究」をテーマにした学内イベントには、半数以上が参加

「『業界研究』や『仕事研究』に関するもので、参加や視聴をしたことがあるもの」

また、「業界研究」や「仕事研究」に関するもので、参加または視聴したことのあるイベントを尋ねたところ、「『業界研究』『仕事研究』をテーマにした学内イベント」が全体で50.5%となり、半数以上の学生が参加していた。

熱心な学生と、熱心でない学生が二極化の傾向

「インターンシップに参加したか」

2014年卒の、インターンシップ参加率は32.1%(前年比3.7ポイント増)となり、2013年卒での減少分をカバーするほどには増加していない。一方で、参加学生の3人に1人が、インターンシップに複数回参加したという結果がでている。

また、インターンシップに「参加しなかった」学生と、インターンシップに「複数回参加した」学生では、合同企業説明会への参加率(全体:18.8%、インターンシップ不参加:15.5%、複数回参加:36.3%)や、就職情報サイトからの企業情報の閲覧率(全体:70.2%、インターンシップ不参加:67.3%、複数回参加:86.9%)などの活動内容に差が出ており、熱心な学生とあまり熱心でない学生との二極化の様相がうかがえた。