フォルクスワーゲン グループ ジャパンはこのほど、ロサンゼルスモーターショーにて、新型「ザ・ビートル カブリオレ」を発表した。3世代目として登場する同モデルは、これまでにない高い実用性、安全性、燃費性能を両立したモデルとなっている。

「ザ・ビートル カブリオレ」

同モデルは往年のモデルのデザインを生かしながら、よりスポーティなシルエットとなった。旧モデルである「ニュービートル カブリオレ」と比較して全長で152mm、全幅で84mm拡大し、全高は29mm低くなっている。

ソフトトップは長く水平なルーフラインを描くように設計されており、良好な後方視界を確保している。9.5秒で開けることができ、閉じるときも11秒しかかからない。しかも、時速50km以下であれば走行中でも開閉できる。さらに、トランクはトップの開閉にかかわらず225リットルの容量が確保されている。これは旧モデルより24リットル多い。

安全性も進化し、ロールオーバープロテクションシステムが標準装備された。リヤシートバックの背後に格納された2つのモジュールが横転時に瞬時に作動し、乗員を守る。前席のフロントおよび頭部保護機能付きサイドエアバッグも装備されている。

エンジンはガソリンの1.4リットルと1.6リットル、ディーゼルの1.6リットルと2.0リットルが用意されている。トランスミッションは6速マニュアルと6速および7速のDSGが組み合わされる。同モデルは米国で11月から、欧州で2月から納車が始まる予定。日本での発売スケジュールについては発表されていない。