映画『007 スカイフォール』のサム・メンデス監督(左)とダニエル・クレイグ (C)BANG Media International

日本でも12月1日に公開が予定されているシリーズ23作目『007 スカイフォール』でメガホンをとったサム・メンデス監督は、すでに『007』シリーズ24作目となる次作のストーリーを構想しているという。

サムは、ダニエル・クレイグが続投予定の次回作で再びメガホンを取るかどうかはまだ正式発表に至っていない。しかし、『007』シリーズの過去5作品で脚本を執筆したニール・パーヴィスとロバート・ウェイドは、声明で今後同シリーズの脚本を担当することはないと発表し、さらにサムが次回作に取り組んでいることをほのめかしている。

「僕たちは5本も『007』シリーズに参加できてうれしいよ。なかなかの仕事ができたと思う。ジョン・ローガンとサム・メンデスが次回作のシナリオを構想していると思うけど、おかげで肩の荷が下りたね。このシリーズ作品はすごく時間がかかるからね」

ニールとロバートの2人は2000年公開の『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』から『007 ダイ・アナザー・デイ』、そしてダニエルが主演を張った『007 カジノ・ロワイヤル』『007 慰めの報酬』『007 スカイフォール』まで通算5作品の脚本を執筆しているが、ニールは4作目で同シリーズから降りるつもりだったと振り返っている。「僕たちは『007 慰めの報酬』で止めようと思ってたんだ。でも『007 スカイフォール』まで続けてよかったと今では思っている」

そんな2人は、主役ジェームズ・ボンドを殺したい「衝動に駆られた」とも明かしている。同シリーズの脚本を担当する上での禁止事項を尋ねられたニールは「タイムトラベルだね」と答え、さらにロバートは「あと、ボンドを殺すことかな。僕たちはいっそ殺したいって衝動に駆られていたけどね」と続けている。

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