日本旅行グループの北海道オプショナルツアーズ(ほっとバス)はこのほど、北海道各地に点在する終着駅を訪ねる「終着駅探訪」シリーズ4コースを発売した。

終着駅探訪シリーズ「2635Dで行く夕張駅」の告知チラシ(イメージ)

同商品は、さまざまな観光スポットや食事を設定した従来の商品内容とは一線を画し、昼食や時間刻みのイベントを設定せず、下車地で自分なりの旅を楽しんでもらおうというシンプルなコンセプトの日帰りバスツアー。「2635Dで行く夕張駅」「5425Dで行く新十津川駅」「5921Dで行く増毛駅」「2227Dで行く様似駅」の4コースあり、各コースとも鉄道乗車区間が設定されている。

各コースでは「ゆるく鉄道を楽しむ旅」をテーマに、旅客鉄道としては北海道で一番最後まで残った私鉄として知られる大夕張鉄道の南大夕張駅跡などの静かに眠る鉄道遺産の見学や、ノスタルジックな駅への立ち寄りなどを予定。鉄道マニア向けというより、鉄道に少々興味のある初心者や女性、ファミリーをターゲットとし、各下車箇所でゆっくりと時間を取って鉄道を楽しんでもらうことを想定している。旅行代金は全コース大人4,800円。申込みは北海道オプショナルツアーズのウェブサイトにて受け付けている。

北海道オプショナルツアーズでは、今回の商品の反応を踏まえて、室蘭・函館・江差・根室など他の終着駅の商品化を検討するとしている。