ビー・エム・ダブリューはこのほど、9月27日に開幕するパリ・モーターショーへの出展内容を発表した。プラグインハイブリッドの試作車「Concept Active Tourer」や電動スクーター「C evolution」など、環境技術を中心とした意欲的な展示内容となる。
今回の目玉となるのは、なんといってもBMW初のプラグインハイブリッド「Concept Active Tourer」だ。前輪を3気筒のガソリンエンジンで、後輪を電気モーターで駆動するシステムで、電気モーターを自社で開発するなど徹底した低燃費、ハイパフォーマンスを追求している。スイッチひとつで黒から透明に切り替わるガラス製のルーフなど、数々の最新技術が搭載されている点も見逃せない。
もうひとつの目玉といえるのが、同社のフラッグシップである「7シリーズ」のニューモデル。ヨーロッパ・プレミアとなる新しい「7シリーズ」は、エクステリア、インテリア、パワートレーンともに大幅な変更を受け、燃費は最大で25%も向上している。
二輪メーカーの顔も持つ同社が、未来のアーバン・モビリティとして開発を進めている電動スクーター「C evolution」にも注目が集まるだろう。内燃機関と同等の走行性能と、100kmを超える航続距離を持ち、すでに公道での実証試験が始まっている。プロトタイプとしての出展だが、市販は近いとみられる。その他、ディーゼルエンジン仕様がワールド・プレミアとなる「1シリーズ」、エンジンラインナップを強化した「3シリーズ」などを出展。電気自動車の「i3コンセプト」も新バージョンが初めて公開される。