西日本鉄道はこのほど、天神大牟田線の駅施設内に設置している列車案内表示システムを従来のLED表示器から大型液晶ディスプレイに順次切り替えると発表した。情報量を増やすとともに視認性を高め、よりスピーディーな情報伝達を図る。
液晶ディスプレイの導入により、ピクトグラムを使用した運行状況の案内や、優等列車の停車駅マップ、列車ごとのドア数・編成数、安全のための注意情報など、乗客に役立つ情報をより多く、伝わりやすい形で発信できるという。ホームや改札口の外などに液晶ディスプレイを用いた小型の案内表示を整備し、乗客が列車案内情報に触れる機会を増やすことで、さらなる利便性の向上が図られる。
液晶ディスプレイは2013年1月までに西鉄二日市駅、筑紫駅、西鉄柳川駅で運用を開始する予定。その後、2013年度中に西鉄福岡(天神)駅と薬院駅に、2014年度には大橋駅、西鉄久留米駅、大牟田駅に設置予定となっている。導入費用は8駅合計で約15億円とのこと。