ドワンゴおよびニワンゴは、両社が運営する動画サービス「niconico」にて、ニコ割アンケートを利用したネット世論調査「内閣支持率調査 2012/8/31」を実施し、その結果を発表した。本調査は8月31日(金) 20時25分に実施され、開始から約200秒間で9万444件の回答が寄せられたという。
調査ではまず、野田内閣を支持するかを尋ねた。その結果、過半数を占める64.7%が「支持しない」と回答。「支持する」との回答はわずか7.0%だった。また、「いま、どの政党を支持していますか? 」との問いに対しては、「支持政党なし」(47.9%)が最も多く、次いで「自民党」(27.5%)、「民主党」(5.0%)、「みんなの党」(4.1%) などと続いた。
さらに同調査では、領土問題に対する現政府の対応についても尋ねた。「香港活動家らに上陸を許した尖閣諸島について、政府はどう対応すべきだと思いますか」との設問では、50.2%が「東京都の購入を認めるべき」と回答。「政府が買い上げ国有化すべき」の33.4%を上回る結果となった。
また、「野田首相が『韓国によって不法占拠されている』と明言した竹島について、日本政府はどう対応すべきだと思いますか」との問いには、「日本は国際司法裁判所へ単独提訴をして国際社会で主張すべき」(72.5%)との声が最も多く集まった。
調査ではこのほか、近くまとまるとみられる、将来の原子力発電比率に関する政府の方向性についても尋ねた。その結果、「原発比率とともに目標達成時期に関する数値を具体的に示すべき」が34.9%、「目標達成時期は無理でも、原発比率に関する数値を示すべき」が30.0%、「結論を急がず、今後さらに議論すべき」が28.6%となった。
同調査の最終設問となる「今後どのような政権ができるのが望ましいか」では、半数を超える50.9%が「政界再編による既存政党にとらわれない新しい枠組み」と回答。続く「自民党中心の政権」(25.1%)や「民主党と自民党を核とした大連立」(6.1%)を大きく引き離した。