神戸は約90年前に日本で初めてジャズが演奏された町であり、今も市内に20軒以上のジャズを聴かせる店があるという。
このジャズの聖地で行われる「JAPAN STUDENT JAZZ FESTIVAL」は、ジャズを通して中学生、高校生の音楽を愛する健全な心を育むと同時に、全国の中学・高校生が互いに交流することで、彼らの新たなミュージックシーンが神戸から始まっていくことを期待して開催される。
さらに神戸でのパフォーマンスにより、将来のジャズ界を担う若い人たちに神戸の人たちに親しんでいただくとともに、広くジャズの街「神戸」をアピールしようとするものだ。
今年の「JAPAN STUDENT JAZZ FESTIVAL 2012」に出場するのは全部で44組。8月24日(金)11時30分~18時00分が中学生の部、25日(土)11時30分~17時00分が高校生の部(1日目)、26日(日)11時30分~17時30分が高校生の部(2日目)というスケジュールで行われる。
1校の演奏時間は12分。この12分間に、これまでの練習の成果をすべて出し切らなくてはいけないため、各バンドともに気迫のこもったステージとなる。
こうした中高生たちの演奏も楽しみだが、豪華な名プレーヤーによるゲスト演奏も大きな魅力だ。
今年のゲストは、24日は関西を代表するクラリネット奏者である滝川雅弘氏とモダンタイムスビッグバンド、25日がハワイ出身でハイノート・ヒッターとして知られるトランペット奏者エリック宮城(ミヤシロ)氏とグローバル・ジャズ・オーケストラ、そして、26日はラテントロンボーンの帝王・中路英明氏とグローバル・ジャズ・オーケストラだ。
入場料は前売り当日ともに1日券が一般1,000円。3日通し券は一般1,500円のところ、中高生は500円。前売り券は神戸文化ホールプレイガイドで発売中だ。なお、「JAPAN STUDENT JAZZ FESTIVAL2012」の演奏の模様を収録したDVD、ブルーレイの販売が予定されており、既に予約を受け付けている。