札幌市円山動物園(札幌市中央区宮ヶ丘3番地1)で、エゾモモンガの赤ちゃんが2匹生まれた。エゾモモンガの誕生は、同園では1967年以来、45年ぶり。出産日(初認日-巣穴から 出てきて、飼育員が初めて確認した日)は、6月8日と13日で、いずれも性別は不明。

両親に守られ、安心のエゾモモンガの赤ちゃん(中央の2匹)

「夜の動物園」で赤ちゃんに会える!?

エゾモモンガは、ユーラシア大陸に生息するタイリクモモンガの亜種で、北海道の森林に住む。大きさは頭から尾まで約20cm、体重約100g、生後1年で大人になる。主に樹皮、葉、芽等を好み、種子類や昆虫なども食べる。同園では、リンゴ、サツマイモ、ニンジン、パン、コマツナ、ハト餌、つぶ餌を与えているという。

意外と知られていないが、札幌市内でも生息が確認されており、実は市内の森林公園や円山動物園の近辺にも普通に生息しているという。ただ、日の出と日没前の1時間程しか巣穴から出てこないため、確認するにはかなりの忍耐と根気が必要だ。

円山動物園では、開園時間を21時まで延長する夏季夜間開園の「夜の動物園」を予定しており、夜行性のため日中ほとんど巣穴から出てこない彼らを見る絶好の機会となる。今年の「夜の動物園」は、7月28日、8月4日、11日、13日~15日、18日、25日の各日。時間は、17時~21時(最終入園は20:30)。エゾモモンガの公開は、こども動物園内「どさんこの森」にて。

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