カルピスは、乳酸菌飲料「カルピス」が93年前の1919(大正8)年の七夕の日(7月7日)に発売されたことにちなんで、短冊に書きたい願いごとなどについて尋ねる「七夕に関する意識と実態」調査を実施した。

どんなときでも健康は最優先

「短冊に書きたい内容」に関する調査では、自然災害や事件・事故、自然破壊などの大きなできごとがない安定的な生活を願うなかで、将来に不安を抱えながらも明るい社会を望むものなど、東日本大震災から1年が経過した日本の社会を反映した結果となった。調査期間は2012年5月30日~31日、対象は全国の10~60代の男女(回収サンプル数:1,236サンプル)。

七夕の短冊に書きたい願いごとを自由記述方式で記入してもらったところ、テーマ別の回答率では、1位「健康(81.7%)」、2位「仕事(65.8%)」、3位「生活・暮らし(57.6%)」という結果になった。TOP3は過去3回の調査と変わらない。

1位の「健康」は昨年同様、全年代の男女でトップを占めた。短冊の内容としては、自分自身や家族の健康を願うものが目立つ。また、昨年5位と順位を落としていた「恋愛・結婚について(54.9%)」が今年は4位に再浮上。東日本大震災から1年以上が経過して、生活者の関心が平時に戻りつつある様子がうかがえる。

これまでに七夕の短冊に書いた願いごとがかなったことがあるかどうかという質問では、「ある」と答えた人は約2割(22.2%)。一方、「かなったことがない」という人が約3割(31.9%)で、「覚えていない」という人が約5割(45.9%)だった。

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